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松山英樹のマーケティング価値

1つ目のトピックということで、私がスポーツビジネスと一番初めに関わった「ゴルフビジネス」について語りたいと思います。

明日早朝、正に日本人の長年の夢!アジア人初のマスターズチャンピオンが誕生する可能性が高くなりました。

2位と4打差の首位スタート。今日ゴルフ大好きの友人が「明日の視聴率、凄いだろうなぁ!WBCって何%だったの?」なんて聞いてきました。
確かに野球のWBCはウィークDAYの日中でありながら40%を超す高視聴率を記録しましたが、実はその最高視聴率はゲーム中ではなく試合後の表彰式の時だったのをご存知でしたか?

今回はたぶん夜のスポーツニュースで期待感が高まり明日の中継へ繋がると思いますが、私が番組的に最高の展開と思うのは、アーメンコーナーに入る11番で2打のリード、15番で連日のイーグルを取り3打差で18番を迎えて終了、、、というのがまぁまぁ安心して見れて且つハラハラ感もあるという最高の展開なのではと考えます。
その様な展開になれば20%は難しいとしても二桁は絶対にいく事でしょう。

マスターズの中継局はTBS。同じくTBSが中継した2008年WBC決勝の時を例に取ると、松山プロが優勝したら「緊急特番」ということでゴールデンタイムに再放送するのでは?なんて考えてしまいます。
スポーツの結果の分かっているのに再放送しても…と思う人がいるかもしれませんが、2008年は再放送にも関わらず視聴率は18%。これには驚かされました。

そこで、ここで優勝したら松山プロの価値はどうなるのか…というのが知りたくなると思います。
現時点での広告契約料は条件もありますが、ザッと5000万円前後。では直ぐに倍になるかというと即・倍!とはいかないと思います。
確かに肖像権の価値は上がりますがイコール契約金の価格のアップには繋がらないという事です。

2019年、全英女子オープンで優勝した渋野日向子プロの価値・価格は急騰しました。
それは渋野プロ自身に「スマイルシンデレラ」というストーリーが加味された事で価値が上がったという事です。

実は2つの単語が合わさって比喩される事で強調され価値が上がるのです。
“ハニカミ王子” “ハンカチ王子” などもそうだった様にネーミングによりその印象・ステータスも上がると思います。
私が考案した“SAMURAI JAPAN” も同じ事が言えるのではないでしょうか。

もちろん松山プロにそれがないとは言いません。ただ、ゴルフ界やゴルフ、スポーツに興味のある人へのステータスは更に上がるのですがゴルフに興味のない人達にどれだけ浸透していくのかがポイントとなるのです。

例えば松山プロがゴルフウェアを脱いで30歳くらいの人達の中に入り直ぐ松山プロだとわかる人が何人いるのか…という点が価格に反映されてくるものだと思います。

なので明日優勝しても即契約金倍額になるのは難しいのではと考えます。

ただ即倍額の可能性もあります。それはオリンピックでの金メダル獲得です。
マスターズ優勝と東京オリンピックの金メダル獲得…これが今年実現すれば、倍額どころかスポーツ選手のCM 出演最高金額も現実的でしょう。

現時点での日本記録?は推定ですが松井秀喜さんとイチローさんの1.5億円。
この2つの夢が実現すれば最低でも2億円の契約料になると推測しますし、そう願いたいです。

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