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新卒が取り組んだ、デザイン以外の仕事をデザインすること

🎄Money Forward Design Advent Calendar 2022の12日目の記事です🎄

マネーフォワード22新卒デザイナーのアキラです。
BtoB SaaSのプロダクトを担当しています。
この記事では、新卒デザイナーが約半年間のプロダクト開発で得た学びを共有します。

デザイン以外の仕事をデザインする

今年の6月、念願のデジタルプロダクトのデザイナーとして歩み始めました。この半年間の学びのなかで、 “ユーザーにプロダクトの価値を届けるには、デザイン以外の仕事にもデザインの考え方を活かせる” と知りました。今回はそんな “デザイン以外の仕事をデザインした取り組み” を3つお伝えします。

①分からない言葉の My Dictionary をつくる

(情報量は宇宙並)

プロダクト開発への配属当初、会議で交わされる言葉が理解できずに全く議論についていけませんでした。その分からない言葉が、ビジネス用語なのか?エンジニア領域のことか?ドメイン領域のことか?社内用語なのか? が判断つかないことが1番の問題だと気づき、タグで整理できるかたちでnotionにまとめるようにしました。また会議中にはパッとメモできるように「未解決」タグをつけて後で調べられるようにしたことで、会議中も会議後も使いやすいものになりました。今振り返ると自分自身のインプット方法をデザインしていたな、と感じました。

②チームメンバーへのFigma勉強会

(夏の白T率は高い)

開発に少しずつ関わっていく中で、デザインデータの意図があまり上手く伝わらない問題がありました。PdMやエンジニアさんから「Figmaの使い方が実はよく分かっていない」という話があがり、勉強会を行うことにしました。
ただ、「デザイナー側からデザインツールの勉強を押し付け」にならないように「開発メンバー同士のコミュニケーションを活性化することが目的」であることを丁寧に共有し、お互いの期待値を擦り合わせる時間をつくりました。その後、Figma上でのやりとりがスムーズになりました。
また、この勉強会がきっかけでエンジニアさんからのGitHub勉強会にも繋がり、開発におけるチームのコミュニケーション方法の土台をデザインできたのかなと思います。

③開発プロセスの振り返りワーク

(そんな時はmiroの出番)

最近はチーム内で「思うようなスピードで実装が進まない」という課題がありました。振り返りワークの実施をPdMやスクラムマスターの方に提案し、ワークの設計やファシリテーションを任せていただきました。気をつけたことは「楽しく活発に議論を交わして、次のアクションへ導くこと」です。うまくいっていない時は空気が悪くなりやすく、議論の内容にも影響しそうだと思ったからです。楽しみながら改善の行動へ繋げるためにも、チームメンバーそれぞれに感謝を伝える機会を設けたり、BGMを選定しました。結果的に、始終活発に議論が交わされ、次の日からできるアクションに繋げられました。チームの開発プロセスの一部をデザインできたなと思っています。

まとめ

この半年間における、担当プロダクトのデザイン以外の取り組みの一部を共有しました。自分自身のインプット方法から始まり、チームのコミュニケーション、そして開発プロセスへと少しずつ大きな課題へ向き合えるようになりました。
他職種混合のチームのデザイナーとして働く中で、大きな気づきだったのは、「プロダクトをデザインするのみでは、ユーザーへ価値を届けることができない」ということです。
結果として、一番大事なのは「目の前に落ちている課題を見つけ、デザインする気持ちで取り組むこと」だと考えました。そうすることで、少しずつデザイナーとしての役割を越境できるのかもしれません。

さいごに

マネーフォワードでは、24新卒デザイナーを募集しています。
少しでも気になる方は是非ご応募お待ちしております!


Money Forward Design Advent Calendar2022はまだまだ続きます🎄⛄️
明日は Yunaさんの記事が登場します!
お楽しみに✨

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