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読書嫌いだった自分の読書をふりかえる

SpecteeでVPoEをしております、おーのAです。

2024年1発目の本で『「技術書」の読書術』を読みました。
この書籍でもアウトプットを推奨しており、せっかくなので記事に起こしてみました。

私は今まで、読書術に関する本を3冊ほど読んでいました。ふりかえると読書術に関する本を手にしたいときは自分の読書に悩みがあるときでした。ということで、過去の自分をふりかえって成長実感を得たいと思います。


読書が嫌いでほとんど本を読まなかった学生時代

学生の頃は本を読むことが苦手でした。何を読んでいても頭の中で別のことを考えてしまって頭に入ってくる感覚がありませんでした。

読んでいる内容が滑っていく感覚、何度も何度もページを戻りながら本を読んでいたのを思い出します。

社会人になってからビジネス書や技術書を読み始めた頃も変化しませんでした。読書がはかどらない自分に嫌気がさしていたので本を手に取る機会はかなり少なかったです。

3色ボールペン読書法で本を読むことが好きになった

そんなとき、テレビ(だったと思いますが)で斎藤孝さんの3色ボールペンで読書する方法が紹介されていました。その方法が気になったので、3色ボールペンで読む日本語を読んで購入しました。これが初めて購入した読書術に関する書籍でした。

この本を実際に3色ボールペンで読み進めてみると、集中して読むことができました。目から情報を入れるという視覚に加えて手を動かすという触覚を使うことで文章が滑り落ちずに頭に入るようになったのです

このときの変化はとても良く覚えていて、このときから本を読むことがとても楽しくなりました。技術書を買い漁っては通勤中に毎日読んでいたことを思い出します。

精読でたくさん読むのがしんどかった時、速読と出会った

3色ボールペンのおかげで、集中して本を読むことができるようになりましたが、当時の読書は精読であり時間を必要としていました。業務に直結する書籍を読むためには良かったのですが、あまり業務と関係のない本はどんどん後回しになって、積まれる事が多かったです。

そんな矢先に本屋で出会ったのが、速読の本でした(購入してないので何の本か忘れた)。本屋で立ち読みしていたのですが、その本に書いてあることを実践しながら立ち読みで読み切ったのを覚えています。

それが2つ目の読書術との出会いでした。速読の具体的な内容は覚えている範囲で書くと以下の通りです。

  • 文字を頭の中で読み上げるのではなく、視覚情報(モノを見る感覚)で取り込む

  • 取り込む文字数を徐々に増やしていく

正直なところ、2番目の取り込む文字数は全く増えていません。そのため、速読を身につけられているかと言うと、かなり微妙ではあります。しかし、それ以降、業務と関係の低いビジネス書や自己啓発本などは、速読と呼べるほど早くはないですが、サッと読み切ることができるようになりました。大切なポイントは抜け落ちずに要点を頭に残すことができたので、この読書術も頻繁に活用してきました。

最近急に読書が大変になった

マネージャーになって、読書が大変だと感じるようになりました。その理由を以下に上げます。

  • 組織関連の書籍は全て業務に活かせる訳では無いが、自分の組織にも当てはまるような情報が、本の中にいくつかある。部分的にめちゃくちゃ有用である

  • 全てを精読しているとキリがない

  • 速読していると、思考の中の比重のうち、入力が大きくて、自分にどう活かせるかまで頭が回らない

結果として、色々な本を読みたいが、進捗が悪く、あまり読めていません。そんな矢先に手に取ったのが、『「技術書」の読書術』でした。

『「技術書」の読書術』で気になったピックアップ

他にも色々書いてあるので、ご興味ある方はポチッとしてください。

  • 多くの人が「名著」だといっても、今の自分にとって良い本か分からない

  • 良書を選び続けるのは不可能、一般に良いと言われている本がマッチするとは限らない

  • 読んだ本を記録しておく

  • 同じ本を何度も読む

  • 長期間を経た再読をする。再読による変化は自分の成長実感につながる

  • 大前提である「全部読む必要はないこと」を意識する

  • 一点突破読書法で特定の領域について多読する

  • アウトプットすることで学びを深める

私ができそうなこれからの読書法を整理

あまり色々チャレンジすると思うと気が重くなるので、今のところできそうなことはこのくらいにしておきたいと思います。

  • まずは速読で読む。気になるポイントがあればマーカー(物理本なら3色ボールペン)だけしておく。あまり考え込まない。

  • ブクログつけて読んだ書籍数をカウントして自己肯定感を上げる

  • 気になるポイントについて、読み終えた後に反芻する。何かブログを書きたいと思ったらその時点で書く

  • 速読した本のうち、再読したいものをリストに記録しておく

まとめ

「技術書」の読書術』を読んで、著者の読書術がエクストリームすぎるために、かえって気が楽になりました。読書と一言で言っても十人十色だし、自分ができてなくて他人が多読できているからと言って、気にしなくていいんだなと思えました。

15年前まで本を読めなかった自分が今はたくさん読書したい、読書術を身につけたい、と思えるまで成長していることを実感し、しなやかマインドセットで読書に関する悩みを乗り越えていければ良いなと思いました。定期的にふりかえりつつ、自分にとって楽しく、良い読書にできるように少しずつ自分なりの工夫をできたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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