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操船訓練日誌vol.4

3月31日晴れ。今回は東京ハーバーb.l.sにて、「特殊小型船舶免許(水上オートバイ)」の学科、実技試験を受けてきた。結果は無事に合格。

すっきりと晴れた青空の下、暖かい春模様の東京湾で、終始楽しく運転することができた。普段からバイクによく乗っているのでさほど難しさは感じなかったが、そもそもブレーキがないこと、自船の引き波の影響を受けること等、やはり独特の運転味があり、慣れるまで少し時間がかかった。

社長曰く、東京港にて水上オートバイ教習を始めるには、当時大変なハードルがあったとのこと。今こうしてたくさんの人が東京でジェットスキーの免許を取れるようになったのは、スタッフのみなさんの並々ならぬ努力と工夫の賜物なのだと。感慨深げにそう話す社長の横顔が、なんだかとてもかっこよかった。

海での教習時、母艦としてエル・クレール号を活用するアイデアはまさに天晴れ。大きな艇体に似合わず、電気船なのでとても静か、そして何よりも優雅。この船でパーティしたら最高だろうなぁ、なんて思いを馳せながら、自分の準備が来るまで、学科試験に向けてゆっくり準備をする。

実技教習においては、一人ひとりしっかりと運転時間(1時間程度)が確保されており、常にマンツーマンで丁寧に優しく教えてくれるので、とても満足度が高い。ちなみに、東京湾でも特に水質が綺麗なエリアを選んでくれているようだ。総じて、ホスピタリティに溢れた教習。Googleレビューが高いのも納得。

榎本社長メッセージ(HPより引用)

東京ハーバーb.l.s を設立して15年になります。私自身が「短期、格安」という謳い文句の学校を卒業したことで、免許取得後も満足な操船ができず、他に学ぶところもなく、とても苦労した経験から、楽しく、操船技術と海の知識を積み重ねていける学校の必要性を感じて創立し、今に至っております。

船の操縦や知識は、短期に身につけられるものではありません。しかし、今や通信教育や教科書を送りつけるだけの「独学」と称する「教えない」商売が氾濫しているボートスクール業界。経費がかからないから格安!合格しても操船ができない船長の粗製濫造時代です。
昨今、水上バイクの事故に始まり、船の操船マナーや悲惨な小型船舶事故の話題が絶えませんが、我々が15年前に危惧したのは、まさに今の事態だと思っております。力及ばず慚愧に堪えません。

東京ハーバーb.l.sは、東京港唯一となる教習専用桟橋やエアコン&トイレ完備のアルミ金属艇など充実した設備と、業界で最も長時間となる実技教習を実施している学校です。東京ハーバーb.l.sは、小型船舶免許というプラスチックのカードを手に入れる事だけを目標とせず、操縦するために必要な知識と技術を取得するために我々が最低限必要だと考える時間を提供しております。ぜひ、絶景の東京港で丸一日実施する実技教習を楽しんでいただきたいと思います。

そして、免許取得後は楽しみながら、より高度な操船技術を学んでいただける多種多様なプログラムをご用意しております。また、海上保安庁と連携した東京港のパトロールや、船を使って子供たちに海洋教育を施すボランティア活動など、社会貢献事業も卒業生の皆さまの協力のもと行っております。

今後とも、一緒に海を楽しんで頂けましたら幸いです。

https://tokyo-harbour.jp/feature/

榎本社長のメッセージ、ちゃんと生徒全員に届いていたと思う。世の中たくさんの教習所があるが、ここまで真剣に生徒の船人生と向き合ってくれる場所は他にないだろう。東京ハーバーb.l.sで船舶免許を取れたことを誇りに思うし、これからも海のプロを目指して邁進していきたい。

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