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操船訓練日誌vol.5

東京ハーバーb.l.sで操船修行中の「船長北見」です。この度、操船訓練日誌をはじめました。伊豆大島への単独航行を目標に頑張ります。

◼︎出発地
ニューポート江戸川

◼︎目的地
旧江戸川
〜三枚洲⚠️
〜ディズニーランド
〜ゲートブリッジ
〜レインボーブリッジ

◼︎航行目的
①三枚洲攻略
②東京港クルーズ

◼︎訓練振り返り
東京港で最も座礁が多いエリアである「三枚洲」を自らの手で攻略してみたいと思い、勇気を振り絞って「ニューポート江戸川」から単独出航。

天気は晴れ、風は穏やか。

午前中はマリーナの安全講習を受講し、付近の危険エリアや航行ルール等を確認。

そして午後から、いざ単独航行。離岸後、順調に旧江戸川を下り、浦安橋、舞浜大橋を抜け、東京港へ。噂に聞いていた通り、三枚洲付近は水深が2.0Mを下回る箇所も多く、「え!?こんなところでもまだ浅いの!?」と不思議な感覚に陥りながらも、ブイの位置と、ナビの航跡を頼りに、慎重に走行。

途中、水深が1.4Mなんて数値も表示され、過去に経験したことのないレベルの緊張感のもと、ヒヤヒヤしながら通過する。

三枚洲を横目に過ぎ、ようやく難所を抜けたと思い、シェラトンホテルを左に見て意気揚々と旋回するのだが、依然として水深は浅い状況。早く安定した水深になってくれ〜!と天に願いながら徐行すること3分。途中から一気に水深が深くなり、無事に三枚洲エリアを攻略成功。

誰もいない海の上で、思い切りガッツポーズした。嬉しくてほぼ泣いていたかもしれない。

プレジャーボート界では悪名高き三枚洲。噂に聞いていた通りの難所だったが、事前に教えてもらった航行方法を忠実に守り、なんとか座礁を回避できた。しかし、もしこれが初見だったら結果はどうであっただろう。今回の操船訓練を通じて、気象・海象情報の事前収集がどれだけ大切なのかを改めて実感した。何事も、先人たちの知恵は素直に聞く方がいい。

三枚洲を抜けてからは少しスピードを上げて、いっきに東京ゲートブリッジを抜けて、ゴールのレインボーブリッジまで。よく晴れた青空の下、暖かい気候も相まって、なんとも気持ちのいいクルージングとなった。

海から港区の街並みが見えた時、なんだかホッとしたのを覚えている。いつもお世話になっている東京ハーバーb.l.sに思いを馳せ、今日の喜びをひとり噛み締める。

東京港は景色が本当に素晴らしい。この景色を見れるだけでも、船に乗る意味はあると思う。そろそろ夜間航行にもチャレンジしてみたいところ。

▪️総括
初めての三枚洲エリア、まずは何事もなく無事に帰港できたことに感謝したい。座礁したらせっかくの楽しいクルージングが水の泡。三枚洲に限らず、海の上は常に危険と隣り合わせなので、どんな時も気を抜かず、船長として責任ある行動を取らなければならないし、それが海のプロフェッショナルだ。まだまだ未熟者だが、これからもっと操船経験を積み、誰もが認める真の海の男になりたい。

(心身ともに疲れ果ててもう文章が打てないので、このへんで終わりにします笑)

P.S.
今日一日お世話になったニューポート江戸川の皆さん、朝早くからありがとうございました!
おかげさまで楽しいクルージングとなりました。
今後ともよろしくお願いします。

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