社説 day9 週のはじめに考える さあ、本屋に行こう
「読書の秋」という言葉があるが、読書の周辺、活字文化の現状を見れば「読書の冬」だと感じる。
1990年台には22,000-23,000軒あった書店は1万軒ほど閉店している。また、1日の読書時間が「ゼロ」という学生が5割と「活字離れ」がみられる。若い世代から読書の習慣が失われつつある、この事態は「国難」と捉えるべきだ。しかし政府には危機感が感じられない。
文科省が打ち出した国語教育改革では、実用が重視され、文学が激減すると懸念が強まっている。これには「政財界の要望」という見