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自分の意思のない人たち

「私では判断ができませんので、上司に確認して折り返し連絡させていただきます」、「上司がこういっているのでもう一度やり直してください」。
この「 」の中はなんでしょう?
これは、私が問い合わせた際、取り引きさせていただいている企業(いたって大手)の方の課長や主任クラスの返答です。

ホウレンソウ

皆さん、ホウレンソウはご存知ですよね。「報告・連絡・相談」のことです。私が会社員として新入社員で入社した頃は、まず、これが一番大切だと教わりました。
家庭内でも旦那さんや奥さんに、最低限のホウレンソウはしますよね。

例えば会社のプロジェクトを進めるうえで、外注先に業務委託が発生することもありますが、普通であれば上司や同僚に、今、どの段階まで進んでいるかの「報告」、部署内での共通認識のための「連絡」、トラブルが発生したときの「相談」をするものだと思っていました。と言いますか、私はやっていました。
ところが、○○部長は今までの経緯をご存知ないのでしょうか?と質問すると、「まだ、報告する段階ではないと思っており、これから報告します」といった感じです。これって、ホウレンの次の最後のソウなんですが。。。今から稟議あげますので、期限を延長してくださいと平気で言ってきたりします。

最初から根性のある人なら良いです。例えば、このプロジェクトは俺のプロジェクトだから意地でも上司を説得する自身もあるし、稟議決裁もとおす自身もある。最低限のホウレンソウはするが、ダメだったら俺が責任を取る。といった人です。大抵、仕事もうまくいってました。仮に失敗したときは、自分の力不足で申し訳ないと誤りもいれてました。だから次の仕事も来るのですが。昔は先輩方にそういう方が多々いらっしゃって、そういう方を私も目指していましたが、そういう方はヘッドハンティングで別の会社に移籍したり、独立していきました。

コミュニケーションの問題

○○ハラとかの問題なのでしょうか。昔の同僚に会っても、あまりきつく部下に対してものが言えなくなったとか、個人の自由だから、部内の飲み会ということもやめているという話を良く聞きます。

また、だいたい私と仕事がうまくいく方は、私が下請けであっても、事前に何日に御社に行くからその日の夜どう?というお誘いをくれます。
ただ、その方の部下が来るときは、用件を述べて終わったら帰社。こちらからお誘いしても、「終わらない仕事がまだありますので」ばかり。
別に酒を飲むから良いという訳ではなく、仕事の用件でも、その他に遊びの話をもたさないと。とは私が勝手に思っています。
だから私は直接上司と話をします。本当は担当者の顔を立ててあげたいのですが、これじゃ前に進まないわと思ってしまうからです。

人の重要性

仕事は人が動かすものなので、最終的には人対人ではないでしょうか。それは「B to B」であれ「B to C」であれ。
やはり最近寂しく感じます。担当者のヤル気と情熱と熱意が伝わってこないと、こちらもパートナーとして仕事に熱が入りませんもんね。

結局、冒頭の「 」のような事を言ってくる人は、すべての人がそうではないと思いますが、成果が上がったら自分の手柄、成果が上がらなかったら外注先がちゃんとやっていない、同じ会社の他の部署が遅いといったという感じが多いのではないでしょうか。自分の意思がない人が本当に増えたと思いますね。

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