【ざっくりレビュー】2019 J1リーグ戦第17節 FC東京戦

akira(@akiras21_)です。
いよいよシーズンも折り返しですね。あと梅雨明けはよ。

【前節の振り返り】

・システムを4-1-2-3に変更
・松本のブロック守備を破れず苦戦するも、大津祐樹のドリブル突破からエジガル・ジュニオが決勝点
・勝ち点30に到達、今シーズンの連敗なしを継続

負けないことは大事やで!といった具合で迎えた首位攻防戦・FC東京戦。天王山に挑むメンバーは以下。

[4-2-1-3]
GK:朴一圭
DF:和田拓也、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン
MF:喜田拓也、天野純、マルコス・ジュニオール
FW:仲川輝人、エジガル・ジュニオ、遠藤渓太

[SUB]
杉本大地、栗原勇蔵、広瀬陸斗、大津祐樹、山田康太、三好康児、山谷侑士

クリリンの出場停止明けに伴い4-2-1-3の「マルコス・システム」へと回帰したほか、試合2日前にブラジルから帰国した三好もさっそくベンチ入り。2点差以上の勝利なら首位浮上という状況に懸けるアンジェ・ポステコグルー監督の想いが感じ取れるチョイスでした。

今回は巻末におまけが付いてますので、どうぞごゆっくり。
それじゃ、いつも通りざっくりとまいりましょう。

長谷川健太サッカーに既視感を覚えるマリサポ

えーこの日もFC東京は4-4-2でした。4-4でブロック作って2でロングカウンターっていうのが基本線で、抜け目ない守備組織とアタッカーの質的優位でぶん殴るザ・長谷川健太サッカーといった感じ。マリノスで例えると、鬼神と化した中澤佑二2.0を筆頭にガッチガチのブロックを敷き、中央にウーゴ・ヴィエイラ大明神を、両サイドに快足ドリブラーを配置して奪ったら即前線フィードで後はよろしく…といった2017シーズンのやり方に近いものがありました。そこ、左サイドに誰がいたとか言わせないの。そうだよ挑戦しちゃったよアイツは!

はい本題に戻りましょう。ロングカウンターはロングカウンターなんですが、FC東京は髙萩洋次郎を経由させるやり方もちょくちょく実行してました。その他FC東京2トップのタスクは、マリノスのCBが横パスをしたときにパスの受け手にプレッシャーを掛けること。これにより、1列前の中央レーンにいる選手への供給を塞ぎつつ、ワンチャン奪ってショートカウンターも狙ってたように思います。

といったあたりに、喜田やAJ10がいかに相手の脅威であったかが見え隠れするんですね。ここに通るとワンタッチでサイドチェンジされちゃう可能性があるわけで、

・人数を掛けてサイドに押し込み、圧縮プレスで奪いに行く
・一方で逆サイドについては気にせず、半ば捨てている

みたいな守備のやり方をしてるFC東京としては、素早く逆サイドに持って行かれるのが怖いんです。そして両翼には遠藤や仲川といった快足ドリブラーがいるので、この2人がプレッシャーもなくスペースを蹂躙するような展開は避けたかったと。だいたいそういうことですね。知らんけど。

ハーフスペースからハーフスペースへ

はい、後がつっかえてるからどんどんいきますよ!マリノスの攻撃としては、

①相手のクリアボールを畠中がヘディングで跳ね返す
②エジガルがポストプレーで落とす
③クリリンが拾ってドリブル
④左サイドの遠藤にボールが渡り、タッチライン際で折り返しのクロス
⑤逆サイドハーフスペースを駆け上がった仲川が合わせに行くもボールに触れられず

みたいなの(6分23秒ごろ〜)とか、他にもボックス内左ハーフレーンでボールを受けた遠藤がドリブルしてから右ハーフレーンの仲川にクロスを出してたり(9分37秒ごろ〜)と、「ハーフスペース→ハーフスペース」のサイドチェンジを何度か見せていました。あと、そういうクロスってだいたい低弾道のグラウンダーなんですよね。FC東京のブロックが堅いだけに、スピード感を求めていたわけです。

1点目:グッと踏ん張ってズドーン

この後のセットプレーで、おでんくんことFC東京のDF森重真人が死角を突く強烈なヘディングを放ったのをパギがキャッチし、いよいよ先制点のシーンへ。パギがキャッチした後は、FC東京がわりと前掛かりに攻めてきてたにもかかわらず、ゆっくりとビルドアップ。FC東京の陣形が整った(18分58秒ごろ〜)ところでマリノスも仕掛けに出ます。

まずはFC東京の2トップが見せていた「CB間の横パスおよびパスを受けたCBにプレスをかける」習性を利用。畠中→チアゴの横パスにディエゴ・オリヴェイラが食いついてきたのを見て、チアゴはワー坊にパス。そして、それに呼応するように喜田が右サイドタッチライン際までダッシュ。そしてワー坊→キー坊という天気予報でも始まりそうなパスワークが見れたところで、喜田はさらに前方の仲川目掛けてミドルレンジの浮き球パスを出します。

最初はラインを割るかと思われたものの、右サイド深いところで仲川がボールを回収(14分10秒ごろ)。この時点で中央にエジガルが森重とチャン・ヒョンスの2CBを惹きつけながら走り込んでおり、その後ろを走っていたクリリンは東慶悟にケアされてはいたものの、ほぼノープレッシャーでした。仲川はドリブルでボックス内に侵入し、エジガルがそれに向かう仕草を見せると、クリリンはチャン・ヒョンスの背後を狙うようにコースチェンジ。そして、仲川はボールをややバウンドさせるようなグラウンダーのクロスを放ちました。

クリリンが向かう先には室屋成が進んできていましたが、仲川のクロスボールがバウンドしたことによって勢いが変わり、FC東京のGK林彰洋が触れなかっただけでなく、当初クリリンが予想していたよりも手前にボールが転がっていきました。そのためクリリンはぐっと踏ん張り、体勢を崩しながらシュート。ボールをゴールマウスに叩き込むことに成功しました。

まー何はともあれ先制点!

1失点目:そこにしかないコースをスパッとやられた件

で、得点のリプレイ明けにいきなりピンチなんですよ。しかも後々やられるのと似た流れで仕掛けられちゃいます。いやいや、ここからが本当のなんとやら。

一旦はFC東京の攻撃をしのぎ、パギが前にフィード。が、このボールをエジガルが収められず、林までボールを戻されてしまいます。そしてその林は前に残っていた髙萩に向かってロングフィード。

髙萩がワー坊と競り合いながらナ・サンホにヘディングでボールを送ると、ペナルティボックスの右側角(いわゆる「ペナ角」と呼ばれるエリア)までドリブル。その後はチアゴを惹きつけつつ、チアゴとワー坊の間に僅かなシュートコースを見つけるやいなや、ボールを右足に持ち替えてシュートを選択しました。

この時、パギからの視点はワー坊がブラインドになってしまい、ボールにこそ触れたもののキャッチしきれず、ボールはそのままネットへ。ワー坊のポジショニングは髙萩のシュートコース限定と、ナ・サンホのシュートが永井謙佑に跳ね返っていった場合を警戒したためだったと考えられますが、その合間を縫うような一発を決められてしまいました。ぐぬぬ。

マリノスが抱える諸刃の剣

で、こっからです。喜田が獅子奮迅のボール奪取を見せて(20分46秒ごろ)攻撃につなげたものの不発に終わり、それどころか、

ボールを拾った髙萩がロングパス

永井がワンタッチの浮き球で反対側ハーフレーンへ

ディエゴ・オリヴェイラが反応して走り込む

ティーラトンがディエゴ・オリヴェイラに体(左肩)をぶつけて止めたらディエゴ・オリヴェイラがなぜか当たってないはずの顔を痛がる

という一幕も。むしろこの流れが2失点目のフラグとなります。ううむ…

いちおうこの後しばらくはFC東京をハーフコートに押し込めて、連続攻撃を仕掛けられた時間帯もありました。そんな中でもボールを失えばすぐさまネガトラ(ネガティブトランジション、攻撃→守備への移り変わりを指す)時のカウンターに備える動きを素早く展開。キビキビとゲームを進めていたりもしました。

しかし、畠中からの縦パスを収めきれなかった喜田が髙萩のプレスに遭ってボールを失い、一旦下がってきていたクリリンにボールを通すことができず、そのままショートカウンターを食らうシーン(26分16秒ごろ)も。

で、今季のみならず昨季を思い返してみても、マリノスはこうした類のショートカウンターに弱いんですよね。考えてみれば当たり前で、DFラインの裏には広大なスペースがあり、スピードのあるアタッカーが走り込むには絶好のエリアを提供してしまっているからです。

「なんでそんな脆い構造にしてるんだ」と言われればその答えも簡単で、攻撃のやり直し地点をなるべく高い位置に持っていきたいからです。だからこそラインを高くしているし、その裏を取られたときのリスク管理としてポジショニングにも細心の注意を払っているのですが、この場面では、

①ティーラトンが上がった直後だった
②クリリンは喜田からのパスを受けて、ボールを前に出す気満々だった(=守備に向けた予備動作ができていなかった)

ことが重なってしまいました。

簡単に言うと、この手のビルドアップは「DHがボールを失わない」ことを前提として進められているということであり、相手からすれば「ここさえ潰してしまえば一気にカウンター」というポイントにもなるわけです。

なんならこのシーンでは東慶悟もカウンターに備えて前進しており、クリリンが守備に戻らなかったため、左寄りのディフェンシブサード前方では瞬間的に数的不利だったりもしました。実に抜かりない。

2失点目:高速カウンターとスピード違反

その後もマリノスはハーフスペースを使って攻め立てるなどゴールを狙いますがなかなか結びつかず。そんな中でコーナーキックを獲得し、これはチャンスと2CBをボックス内まで上げて攻撃体制に入りました。キッカーのクリリンはファーサイドの畠中を狙いますが、畠中は髙萩の迎撃に遭い決めきれず。そして、ここからFC東京の高速カウンターが火蓋を切りました。

ボールをキャッチした林は、左サイド前方に走っていた髙萩目掛けてロングフィード。髙萩はそれを収めてタイミングを伺います。

その裏で、ナ・サンホが右ハーフレーン付近の最前線でチアゴ、ワー坊の注意を惹き、中央レーンを爆走していた永井を守備の目から遠ざけていました。ていうか永井本当に足速すぎ。マリノスのレジェンド・木村和司に「あれはスピード違反にならんかなあ?」と言わしめるだけのことはあります。

そして、髙萩がクロスを入れるやいなや、ナ・サンホはオフサイドの判定を免れるために進路変更。その直後にボールは永井の足下に着地します。永井はパギとの距離感を踏まえてループシュートを選択。ワー坊が必死に掻き出そうとしますが、彼がボールに触った時点でゴールラインを割っていました。ぐぬぬ。

点が決まらんのじゃ

この後もクロスを仲川がヘディングで折り返し→エジガルが強烈なボレーシュート→こぼれ球を仲川が押し込むもオフサイド、などを筆頭に攻めの姿勢を貫くマリノスですが、ゴールネットを揺らすことなく前半終了。FC東京はひたすら中央のブロックが堅いんじゃ、とにっかく点が決まらんのじゃ(CV:千鳥 ノブ)

で、マリノスは頑なにサイドを基点とした攻撃を仕掛けてくわけですが、もうFC東京は引っ張られる気配すらないわけですよ。それなら逆に中央レーンで進軍してって、崩しの1手前でサイドを挟みつつ折り返してもっぺん中央…みたいなバリエーションを持たせても面白かったかなと思うんですが、それに似た形は遠藤が頻繁にやってたんですよね。あれかなり可能性感じたんだけどなぁ。

そんなこんなで後半に進みますが、互いに交代もなければ試合運びの方針も基本的に変更なし。FC東京がメンバーはそのままに4-5-1気味の配置へと切り替えたぐらいでしょう。そしてFC東京は最終ラインがボックス内まで戻ってくると、ほとんど1本線になるようなブロックを敷いてきます。

ここで個人的に疑問なのが、「相手が1本線のディフェンスをしてくると、マリノスのアタッカーもそれに張り付いてしまうのは何故か」ということ。この試合に限らず、これまで派手に散ってきた数々の敗戦でよく見た光景だったからです。

最終ラインをピン留めしたいという意図もあるかもしれませんが、そもそも自分たちのブロックを崩そうともしない相手にそれは効果的なのかと言われると…なんて思ってもしまいます。僕が言いたいのは何も「アタッカーは絶対に相手の最終ラインに張り付いたりするな」ということではなく、「必要以上に割くことないんじゃないか」ということです。

1本線ディフェンスに1本線オフェンスで対抗て、両方ツッコミなお笑いコンビの漫才か。てか両方ツッコミってそれ普通の会話じゃ。ワシにツッコますな(CV:千鳥 ノブ)

以降はゴールシーンを中心に取り上げていきたいと思います。

3失点目:またじゃ

54分21秒ごろ、それまで攻めていたマリノスが髙萩のチェックに遭ってボールを失うと、例のポジトラ命が発動したFC東京。髙萩がドリブルで持ち上がりつつ2CBの注意を惹いて、ヒョイッと逆サイドの永井へ浮き球のパス。

チアゴがチェックに行きますが、そのまま永井はゴールライン際までドリブルを敢行した後にフワッとしたボールで折り返し。そしてそれを逆サイドにいたディエゴ・オリヴェイラがヘディングでゴールに沈めました。またじゃ(CV:千鳥 ノブ)

いやまあやられた形もそうなんですけど、個人的には「なんでディエゴ・オリヴェイラのマークがAJ10なんじゃ」という疑問もなかなか引っ掛かったので見直し。そしたらなんてことはありませんでした。畠中がほんの数歩前に出ちゃってただけなんです。直前まで首振ってディエゴ・オリヴェイラの位置を確認してたんです。本当に数ステップの世界。

なんならナ・サンホがどフリーだったのもなかなかじゃね…?というのもあったんですが、そっちについてはチアゴがコースを消してました。気を取り直して次じゃ(CV:千鳥 ノブ)

4失点目:ごくごく普通に崩された、が…

60分25秒ごろにゴール前で縦パスの交換をしてスペースを引き出そうとするもうまくいかず、ボールを奪われて逆にピンチを迎えたマリノス。3対3の状況になりましたがFC東京はそのまま仕留めに行こうとはせず、(ボールを)出すんだか出さないんだかという焦らしプレイに入ります。ちなみにこの時点では5対8と、マリノスもマリノスで素早い戻りをひっそりと披露してたり。

で、その後小川諒也がボールを受けてドリブルでじわじわと中に入り、マリノス守備陣の注意を惹きます。その後東がボールを受けに行く素振りを見せたところで、東の背後では永井がスプリントを開始。ワー坊の背後を駆け抜けていきます。

小川が永井に出したスルーパスはワー坊の前に軌道を取ったため、ワー坊はこれを渡すものかと最後まで食らいつきますが、トラップのタイミングで永井の足が引っかかり転倒。一方、永井はファーサイドへのシュートを狙いますが、これはパギが左脚で弾いて本日1パギ目

しかし、パギからの跳ね返りはディエゴ・オリヴェイラの方へと転がっていきます。畠中がチェックに付いていくも止めるには及ばず、ディエゴ・オリヴェイラは冷静に、かつ豪快にシュート。ゴールネットを揺らします。

ディエゴ・オリヴェイラは永井が抜け出すその前にオフサイドラインを割らぬようポジション調整をするぐらいの余裕っぷりを見せてたので、これはもう準備していた崩し方だったかもしれません。いや普通に崩されたなこりゃ。

とはいえ、ここで終わらなかったのが今季のマリノス。AJ10がハーフスペースに侵入してからスパッと出したクロスにエジガルが反応したり(68分8秒ごろ)、クリリンとのパス交換で裏に抜け出し、FC東京のDFライン〜MFライン間を抜けていくグラウンダーのクロスを遠藤がシュートしようと試みたり(68分54秒ごろ)と、それなりに得点機は作れていました。そう、まったく歯が立たなかったわけではないんですね。

2点目:その時、山谷侑士が動いた

そうこうしているうちにFC東京は天敵・髙萩洋次郎をアルトゥール・シルバとの交代で下げ、一方マリノスはAJ10に代えて三好を投入。また、「マルコス・システム」こと4-2-1-3から喜田をアンカーに据えた4-1-2-3へとシステムをスライドさせました。

この頃からマリノスはボールを回しながら運ぶことができるようになっていったんですが、それはFC東京が深追いをしてこなかったからともいえます。これに乗じたマリノスはチャレンジパスを増やしていきましたが、これはなかなか通らず。

髙萩に続き、次に交代でピッチを後にしたのは永井。しかしシステムの並びは変わらず、代わって入った大森晃太郎はそのまま1トップに入りました。これに呼応するように、マリノスもクリリンに代えて山谷侑士を投入。すると最初のプレーでさっそくミドルシュートを放ち、跳ね返ってきたボールも積極的にシュートを狙いに行くというガツガツさを披露しました。ここで流れが変わったか、後にマリノス待望の2点目が生まれます。

FC東京のボールホルダーへの寄せが弱まり、最終ラインからのビルドアップも容易になった82分過ぎ、ティーラトン→遠藤→三好→再び遠藤という左サイドのパスワークを経て、遠藤が逆サイドにクロスを上げました。

このとき注目したいのは、やはり山谷の動き。エジガルの右脇に並んで2トップ気味に振る舞っていたところを、遠藤がクロスの体勢に入るのを見るなり、エジガルを先に走らせた上でポジションを入れ替えるように立ち回りました。

そして、その動きによって大森が山谷に注意を惹きつけられ、小川はエジガルに注目していたため、仲川がフリーの状態に。遠藤のふんわりとしたクロスにギリギリのところで合わせると、その後ゴールポストに直撃したボールが林に跳ね返ってゴールネットへと吸い込まれていきました。山谷持ってんな、マジで!

このとき、福田解説員の「おーーーーーーー(ボールの軌道に合わせてイントネーションが変わる)」という観衆とのシンクロ率100%なコメンタリーに引っ張られたのか、八塚アナウンサーも「しかしバー!いやいやポスト!…そしてキーパー!そのままっゴールイーン!」という、文字に起こすとよく分からない感じで臨場感を表現するに至りました。いやほんとにそれぐらいふわふわ時間だったんだって、マジで。

おわりに:直近3試合のキーファクター

ついに2点目を記録するも、この時点で残り時間は7分とアディショナルタイム。勢いをそのままに3点目を奪うべくゴール裏もヒートアップし、山谷の疑惑のオフサイド判定や三好のボックス内ヌルヌルドリブルなどを挟みますが、惜しくも一歩及ばず。直接対決に破れ、首位・FC東京とは勝ち点差6となってしまいました。

このレビューはFC東京戦直後の立命館大学戦(天皇杯2回戦)終了後に書いてるんですが、立命館大はFC東京と前節の松本山雅FCに似たゲームプランでマリノスに挑んできました。それぐらいマリノスは「ピッチ中央を固めてくる(=サイドをある程度捨ててくる)相手」を不得手としている事実が浮き彫りになっています。

そして、そんな相手に対して効果的だったのが大津(松本戦)、山谷(FC東京戦)、そしてイッペイ・シノヅカ(立命館大戦)という、ゴリゴリとした突破が特徴的な選手たち。この示唆的な3試合を経て、おそらく同じような対策を打ってくるであろう大分トリニータとのリターンマッチはどのように戦うのでしょうか。注目です。

[予告編]ある日、都内某所で…

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???
そろそろ2人とも着くと思うんですけど…とりあえずメニュー見てみましょうか。お酒がどんな感じか、っていう…

???
普通ですね(笑)。
(僕は)特に飲めないわけでもないんで大丈夫ですよ。

???
まあまあそこはそれぞれのペースで参りましょうw
Aコースっていうと…これか。こんな感じで来ます(メニューを見せながら)。スペアリブ食べようの会(笑)

???
いいんじゃないですか、女子会でいうデザートの逆みたいで(笑)

???
イタリアンでガッツリ。(コースのラストが)締めパスタですから。
男が一切いない女子会なんでしょうね(?)

(一同談笑)

???
しかし本当に(レビューなど試合にまつわるものを)書く人が増えましたよね、この半年で

???
中にはもともとブログとかで書いてらっしゃった方もいますよね。(マリサポ界隈で)有名なのは、今はブログじゃないけど蒼井真理(@aoi_mari)さんとかですかね?

あとはいた(@itaruru)さんですか。「hamatra」でプレビューを書いてらっしゃるイメージですよね。

…あっ、来た!

???
どうもどうも〜、…○○(※本名)です。

???
(笑)
えーと、奥から○○さんです。それでこちらが○○さん。で、僕が○○です。

???
知ってます。(笑)

???
(笑)
後は○○さんを待つのみですね。あ、一応申し上げますと…もう(レコーダー)回ってます。なのでオフレコの際はオフレコと言っていただけますと。

???
あー、それだとオフレコだらけになっちゃいそうですね(笑)

(一同、お酒と食べ物の話題で談笑)
(もう1人が来るまで、全員でFC東京戦を軽く振り返る)

???
おっ、来た!お疲れさまでーす。

???
お疲れさまですー。とりあえず何か頼みますね。…えーっと、烏龍茶とかってあります?あ、それでお願いします。

(この後、再び自己紹介)
(FC東京戦振り返りを続け、やがて飲み物が到着)

???
それじゃ改めまして、乾杯。

一同
かんぱ〜い。

パタン…
(扉が閉まる音)

シーズン後半戦もよろしくね!

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