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【#ざっくりレビュー】2019 J1リーグ戦第27節 ベガルタ仙台戦

akira(@akiras21_)です。
だいぶ簡略化して、いよいよ #ざっくりレビュー の名に恥じない内容となってきました。知らんけど。

【前節の振り返り】

【vs仙台 前回対戦の振り返り】

はいはいジャーメインジャーメイン。ということで今節の先発メンバーはこちら。

高野遼、前回の仙台戦から実にリーグ戦25試合ぶりの復帰となりました。あとパギも久しぶりの先発復帰。李忠成も負傷離脱から戻ってきました。3人ともオカエリナサト…じゃなくておかえりなさい。

仙台戦のわずか3日前、鹿嶋で悔恨の天皇杯敗退となったトリコロール。喜田とティーラトンを累積出場停止で欠くも、一方で首位・FC東京の背中が見えるポジションで迎えたとなればこいつは勝つしか北斎。いろいろてんこ盛りだった今節もざっくりと参ります。

ざっくり総括:点差≠試合の主導権

正直に言いましょう。勝ち点2を落としました。ぐぬぬ。

先制したまではよかった。なんかちょくちょくフワッとしつつも「2点目を奪いに行くぞ」っていう姿勢が見られたのもまあ分かる。そう、惜しむらくは試合のクローズ…1-0でリードしとったんやぞ……点差がそのまま試合の主導権を意味するとは限らない、という試合でした。

マリノスは事前に狙っていたプレーを遂行したというか、いつも通り主導権を握りに行く進め方をしようとしてました。それができてた時間帯もあるにはありました。ただ、時間の経過とともに一体どっちがリードしてるのか分からなくなるような試合展開へ。

すっかり流れに飲まれたマリノスは試合終盤の88分に同点弾を許し、その後反撃もむなしく1-1の準スコアレスドローで試合終了。「試合をコントロールできなかった」というボスの振り返りに集約されてしまう内容はいろんなポイントで悔やまれますが、ここでは僕個人が気になった部分だけをサラッと見ていこうと思います。

虎穴に入る勇者は少ないほうがいい

守備陣形を整えようとする相手には一層有効なこちらの手段。今節もたびたび見られましたね。ちなみにこの9分33秒のシーンでは、この後クリリンが最終ライン裏へと抜けた仲川にパスを出しますが、惜しくもオフサイドに終わりました。

この形なんですが、この三角形/ひし形の守備網に突っ込むのは1人でいいんです。というか、1人がいいんです。1対3だからこそ誰が行けばいいのかがアヤフヤになって、その結果味方へのマークが外れたり、スペースが生まれたりするからです。

それじゃ、複数人が突っ込んでくと一体どうなるのかと言いますと…

このシーンはちょっとたらればが多いですが、要は自分たちのプレー選択によって相手の選択肢を減らす、つまり相手の判断スピードを縮めることになるわけで、巡り巡って自分たちの首を締めることになります。

このシーンは高野のボールに対する関与意識が強かったことの表れにもなりますが、1-0でリードしてから10分近く経っていて、かつ背後に広大なスペースがあったことを踏まえると、リスクを取るにしてもクリリンに近付いていく必要はなかったでしょう。背後のスペース以外にベターな目的地があったとすれば、たとえばクリリンに駆け寄っていた富田の裏に出来たスペースとかですかね。

そして困ったことに、この日の高野のプレー選択はちょっと怪しい部分が散見されました。どう怪しかったのかというと「タイミングが早く、プレーに焦りが見えた」という感じ。なんだかちょっと懐かしいとも言うべきか。

たとえば、マテウスがサイドライン際で張ったことによって、いわゆるハーフスペースにポッカリとスペースが空くと、高野はそこを目掛けて単騎駆。この選択自体は間違ってないんですが、

▼ 高野の駆け上がり開始が早く、仙台が対応できるだけの時間があった
▼ 質的優位を活かすためにマテウスはバックしない
 =全体的に左へスライドして被カウンターの危険性を下げる
 =ボールの位置も人員配置も左サイド寄りに偏る

といった感じで、意図しないオーバーロード状態となってしまって、結果的に作用しなくなってしまいました。“チャンスの最大化”ってすげー難しいですね。

扇原が悔やむのもわかる

高野だけでなく、1点リードしたにもかかわらず、妙に攻め急ぐ試合運びをしたマリノス。前半終了時点で支配率は68%と圧倒的にボールを保持していたものの、持たされてるでもなく、ゆっくり回してるでもなく…試合後の選手コメントをざっと読んでみると、「このまま2点目を狙うのか、それとも…」というふうに、互いの共通認識・共通理解が足りなかったと振り返る旨の発言がちらほら。

63分に至ってはほぼ5-5-0の守備ブロックを敷く仙台に合わせるように「大外レーンの選手が密集地帯へポーンと上げたクロスボールに合わせにいく」というやり方で対抗。これって前線の選手に高さがあるから有効なんすよね。170cmあればいい方なマリノス攻撃陣では、この作戦はむしろボールロストするリスクのほうが高いです。今のマリノスにキム・クナンはおらんのやで。

そんなこんなで時間が進むと、ボールに対する高い関与意識によって走り回って疲れてた(ていうかそもそも復帰戦だった)高野に対して、仙台・渡邉監督はジャーメインをぶつけてくるという仕掛けっぷりを披露。反対側も関口に変わってワー坊じゃない方の石原が入りました。どうもしてやられたりという印象です。ぐぬぬ。

ていうかね、スコアの上では負けてないんですよ、この試合。ついでに37分15秒ごろに右サイドでワンツーを多用した剥がしのように、意図して仕掛けてうまくいってる攻撃もありました。意思疎通さえしっかりできてれば、1点リードの地の利を活かして得点を重ねたり、最終盤15〜10分頃からの畳み掛けにも耐えることはできたはず。今や「はず」という言い方しかできないのが非常に悔やまれます。ぐぬぬ。

おわりに:人事尽くして天命を待つ

「チームとして万全な状態ではなかった」という理由をつけて仕方ない、と無理やり納得することもできなくはないですが、幸いにして首位・FC東京が足踏みして優勝の可能性がまだ残されている以上、この試合の内容・結果をやすやすと受け入れることはできません。

状況的に勝てた試合の進め方を見誤って勝ち点を落としたことは、今季1度2度じゃなかったですよね。負けなかっただけマシ?いやいや、勝てる試合で勝てなかったのが悔しいんです。世界と戦うためにはこのままじゃいけません。

とはいえ、スタンドで見守る僕らサポーターがピッチ上で戦う選手たちに代わることはできません。僕らは彼らを信じて手を叩き、声を出し、跳んで応援するしかないんです。

いろんなアプローチがあります。いろんな考え方があります。いろんなタイミングがあり、いろんなバックグラウンドがあります。その中で、パーソナリティや言動が相容れなかったり受け入れられないこともあるでしょう。

ただ、サポーターとしての想いの総和を大きくして、応援という形で表現していこうと努力する人々の気概そのものは理解したいですし、その上で自分も自分にできる形で参加していきたいなと思います。

なぜ応援するんですか?なぜその場所にいるんですか?そこでできることは何でしょうか?それを実行するタイミングは、その手段は適しているでしょうか?自分たち自身をコントロールできなかったがために勝ち点2を落とした今節のマリノスを踏まえて、今一度考えを整理するべきです。

「人事尽くして天命を待つ」、この言葉の意味を考えたいですね。選手たちへの期待と自戒を込めて、今回は以上です。次節・ジュビロ磐田戦も勝ちにいきましょう。

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akira

横浜F・マリノスサポーター。映画、音楽、デザインに興味あり。

【ほぼ週刊】横浜F・マリノス ざっくりレビュー

毎度おなじみ! 名前とは裏腹にむしろどっしゃりしてると話題の「ざっくりレビュー」。低い意識と深い愛情でトリコロールの行く先を追いかけます。 ※対象試合は主にリーグ戦となります。
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