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包丁での卵とぎ

包丁のとぐと、
卵の溶くをかけて、
包丁での卵とぎ
と命名いたしました。

入院の相談、報告も兼ねて、
実家に帰省中です。

私は小さな頃から、卵が大好き。
一番好きな食べ物です。

母 は、サバイバル力?のある人で、
たまに、びっくりするようなことを
発見して、実行しているのですが、
今回も、かなり驚きました。

昔から、包丁を、
自分で砥石使って研ぐ人でした。
切れ味抜群なのと、
自分でメンテできるので、
何でも包丁で切ってしまいます。
私なら、ハサミ使うものでも。
つまり、かなりの横着者。

昨日、台所から、
ケンケンケンケン
と、けたたましい音が聞こえてきて、
ふと見に行くと、
母 が包丁で卵を溶いていました。

ついに、菜箸を使うことも
面倒になったか、母 。
と思って、声をかけたら、
テレビで、卵焼き職人さんが、
包丁のような、先の切れる箸を特注して、
それで溶いていた、とのこと。

卵焼きの一手間で、
ザルに通す、
という知恵があります。
白身が切れないので、
残った白身をとるための手間かと
思います。

試しにやってみたら、凄かった。

こんな感じで、包丁で白身を切ります
溶いた後が、こんな感じ。
白身が小さい粒になっています。
白身の塊がない。

包丁で白身を切るようにすることで、
白身の塊がなくなります。
その状態で卵を焼くと、、、

めっちゃ薄く卵が焼けます。
白身の表面張力がなくなって、
液体として、薄く広がります。

薄焼き卵が上手く薄く焼けないので、
錦糸卵を作るのが嫌いでした。

でも、卵液が白身の塊がなくて、
水のように薄く広がってくれるので、
めっちゃ簡単。

カンドーの嵐でした!

薄く焼けると、
細く切れます。
かなり上品な錦糸卵の完成。

それでも、母 とは違い、
薄焼き卵を手でひっくり返すのができず、
菜箸頼りのため、綺麗にはできず。
ただ、薄く焼けたお陰で、
細く上品な錦糸卵ができました。

九州土産に、瓦そばを買って帰ったので、
甘辛く焼いた牛肉と、
錦糸卵と、
お土産の沖縄島らっきょうのネギの部分を
トッピング。

完成した瓦そば。
茹でた茶そばをホットプレートで。
お店では、熱した瓦の上に
のって出てきます。

めっちゃ美味しい瓦そばの完成です。
父母 息子と四人で、
写真の倍量を完食しました。

瓦そば、美味し。
錦糸卵、美味し。

そして何よりも、
母 、素晴らし。

この母 から学ぶことが、
もう少し、あるように思うので、
まだまだ、長生きしたいなと、
母 にも長生きしてもらいたいなと、
思う次第です。

因みに、
私の祖母は胃がんでした。
70近くなってから、だったかと。
手術して、痩せはしましたが、
96歳まで、元気に生きてくれました。

祖母は、小学校の先生で、
戦前戦後を生き抜いてきた、
スーパーキャリアウーマンです。
その当時、先生くらいしか、
女性がずっと働くことはなかったのでは。

若かりし頃、英語を勉強していたらしく、
退職後は、祖父と海外旅行に、
行っていました。
まだ、ツアー旅行も、
それほどなかったのに。

パワフルな祖母と、
パワフルな母 から、
パワフルな遺伝子を受け継いで、
きっと、
私もパワフルなはず。

だから、頑張ろう。
胃がんでも、手術しても、
私のおばあちゃんは、
それから20年くらい、
生きたのだから。

生きたいという思いは、強いのです。
だから、強く願うのみ。
頑張ろー。

話がそれました。

錦糸卵を上手く作るには、
よく切れる包丁で、
卵を切るように溶けばいい、
というお話でした。

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