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デジタルファッション Louis VuittonのNFTはどうなった?

こんにちは。アキスケです。

今回はLouis Vuittonが販売した「VIA トレジャー・トランク」というNFTと、その後の動きについて調べてみました。


昨年(2023年)の6月に、Louis Vuitton は「VIA トレジャー・トランク」という、NFTを数百個限定で販売しました。

当時はひとつ586万円という値段もそうですし、世界的ラグジュアリーブランドが打ち出すデジタル領域の活用事例として、とても話題になりました。

どうやらこのNFTは世界で200個くらい購入されたらしいのですが、その後どうなったのでしょうか?

最近は、NFTが以前ほど話題に上がることは少なくなりましたし、活動を停止or終了するプロジェクトも少なくありません。

もしかしたら天下のLouis Vuitton も…、なんて想像もしてしまいそうになりますが…


結論:プロジェクトは進行中で、これまでに関連する3つのアイテムが「VIA トレジャー・トランク」所有者向けに販売されてました。

いったん「VIA トレジャー・トランク」についておさらいすると、これは2023年の6月に、Louis Vuitton が数百個限定で販売したデジタルアイテムです。“ソウルバウンドトークン”という譲渡、転売が不可能なNFTとして販売されました。

そして「VIA トレジャー・トランク」には、所有者に特典があることも特徴です。
所有しているとLouis Vuitton が展開する「VIA 」というプロジェクトに関連する商品や体験にアクセスすることができます。そんな風に、ただのデジタルデータではなくて、参加権のような役割を持っています。


調べてみると、これまで「VIA トレジャー・トランク」の所有者向けに3つの商品が販売されてきたようです。

1つは「VIA スピーディ P9」
(ざっくりいうと、ファレル・ウィリアムスによる2024春夏メンズ・コレクションショーで発表されたバッグ)

2つめは「VIA タイル・トランク」
(ニコラ・ジェスキエールによる2024年春夏ウィメンズ・ファッションショーで発表されたバッグ)

3つめは「VIA バーシティブルゾン」
これは写真を見つけられなかったのですが、ファレル・ウィリアムスによる2024秋冬メンズ・ファッションショーのランウェイで発表されたフルレザーのブルゾンです。
2024年の4/22に発売されたようです。
下記のVOGUEの記事に最近の動きがまとめられていました。

3つとも共通していえるのは、“デジタルツイン”という、デジタルと実物の両方が購入すると受け取れることと、デジタルデータの方は「VIA トレジャー・トランク」と違って売買可能ということです。

上記3品の詳細な仕様はLouis Vuitton の公式サイトからも知ることができます。
(余談ですけど上記サイトの前半部はNFTの説明がびっしり書いてあります。既存顧客にNFTを販売するのは相当大変なんだろなと感じます…)


というわけで今回は2023年の6月にLouis Vuitton が販売したNFTデータ「VIA トレジャー・トランク」と、「VIA」プロジェクトでその後に販売された商品について簡単に調べてみました。

「VIA」プロジェクトとしてのポイントは
・超富裕層向け、既存顧客向けに展開していること
・公開する情報もだんだんクローズドに
 (3つめのブルゾンから大々的なアナウンスなし)
・デジタルと実物の両方を対にして販売

あたりかなと感じました。
正直自分には縁遠いアイテムではあるものの、彼らの動きはトレンドに影響を与えると思っているので引き続き注目していきます。

今回は以上です。それでは、また。


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