4月17日(水)
しばらく風邪を引いて大変だった。体調を崩して今日で九日目。グーグルカレンダーにその日に何があったかをメモしてあると、こういうときにすぐ分かって便利だ。
九日目ということで、さすがに良くなってきてはいる。医者に行ったら一週間分の薬しかもらえなかったのだけど、まあだいたいそのくらいで風邪の辛さは和らぐものなのだろう。
でも今までの自分の傾向を考えると、ここから咳がまだ数週間は続く可能性がある。
わりとよく風邪を引くほうだが、今年はとにかく体調を崩しまくっている。健康でいられた日なんて今年に入ってから合わせて三週間くらいなもんなんじゃないかと思う。
あれ、もう四月中旬なの?という感じで、体感で言っても、そのくらいしかまだ日数が経ってないような気もする。年々、時の流れに感覚が追いつかなくなっている。
個人的な感覚に過ぎないので、こんなこと言っても仕方がないような気もするのだが、じつをいうと「令和」っていう元号もまだしっくりきていなかったりする(リアルタイムで発表の報道を見なかったからかもしれない)。東京オリンピックが本当に開催したかどうかも、そういえばそうだったっけという感じで、なんとなくふわふわしている(開会式を見なかったからかもしれない)。
藤井聡太という天才が彗星の如く将棋界に現れたこととか、イチローがもう引退したこととか、西城秀樹がすでに亡くなっていることとか、ほかにもいろいろ個人的にしっくり来ていないことがある。同時代に起きたこととして受け止めきれなかったせいなのかもれない。ピンと来ていないことが年々蓄積して増えていく。
iPadが登場してから何年経つのだろう。分からないが、おれはタブレット端末というものをいまだにほとんど触ったことがない。もちろん買ったこともない。そういう便利なものがあるらしいとはさすがに見聞きして知っているのだけれど、実際に使ったことがないから今日に至るまでどこか他人事のように感じている。しかし今や小学生でも一人一台持っているらしいではないか。信じられない。時代に取り残されている。しかしそういうことって、よくよく考えるとかなりある。
買いたいと思っても金がなくて買えなかったという面もある。その意味では仕方ない。でもそれだけじゃない気もする。
タイミングというものがある。自分の人生のステップにおいて今はまだその時期じゃないというような感覚。そのことに時間を割くなら他のことをした方がいい、というような。
そんな風に「ほしい」とか「やりたい」「やらなきゃ」と思ったことでも一旦保留にしておくしかない。そういうことが日々山のようにあって、どんどん先送りになっていく。