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EvaとCateenのインスタライブ (2021.12.11)を振り返る (12/15追記)

昨夜(12/11)は日本時間22時から45分位、Eva GevorgyanとCateenさんのインスタライブがあった(ヘッダーはグローブトロッター銀座本店のエントランス)。同接数3,000人弱だった。

Evaの紹介(複数HPを参照)
40以上の国際コンクールに入賞。欧州他米国(NY)で演奏経験有り。第18回ショパコンのファイナリスト。
現在はモスクワ音楽院の中央音楽学校に在籍し、作曲を学ぶ。2004年4月15日生まれの17歳。

EvaのプロフィールHPこちら(英語)。

インスタライブのお知らせは、12/7にEvaがインスタストーリーで行い、それをCateenさんが自身のストーリーに載せる形で各フォロワーは情報を得た。インスタライブ当日はCateenさんもストーリーで質問を募集していた。

土曜日は困ったことに(いえ、嬉しい悲鳴)22時から私にとって大事な人たちが同時に配信を始めたため、欲張りな私は、PCで生放送(😎)をチラチラ観つつ、スマフォでインスタライブ(🐈👸)を視聴していた。アーカイブが残らなさそうなインスタライブをメインに聞いていたものの、聞き漏らしたこと(や一部聞き間違えたこと)もあったかもしれない。が、記憶に残っていること、印象に残った話を中心に書き起こしてみた(一部、演奏リンクも加えて)。

Evaの英語はきれいな発音で聞き取りやすかった(時々、音声が途切れることがあったり、Evaのピアノの音色があまり良くなかったが(彼女のスマフォかPCの置き場所が良くなかったのかもしれない...)。

全体を通して、2人の話や様子があまりにも微笑ましかった
から、何か残しておきたくなった親戚のお姉ちゃんの備忘録。。。一緒に振り返りたい方だけ、以下読み進めて下さい(笑)

なお、メモを取っていた訳ではなく、記憶を辿って書いたため、話の順序は実際とは違う点、お断りしておく。以下敬称略。

Evaが司会進行役ww

インスタライブの案内がEvaからあったことからも、彼女がCateenにインスタライブをやろうよ!と声をかけたと思われる。17歳にして、さまざまな国際コンクールに参加し、コンチェルトの経験も豊富なEva、さまざまな国籍の人との交流や数々の本番で(母国語ではない英語での)コミュニケーションにも相当慣れていると思われる。

インスタライブを始めるや否や、9歳年上のCateenに物怖じせずに質問攻め(笑)にした。例えば、沢山の人から質問があったけど、Cateenの好きな作曲家は誰?好きな曲は何?などなど。しばらくして、Evaが目の前にあるピアノを少し弾くと、Cateenが自分の前にもピアノがあるよと画面で見せた(12/12が大阪で映秀。さんのライブだから、大阪のどこかのピアノ練習スタジオかな?)。

Evaの目が輝き、そこからは募集した質問そっちのけで(笑)、ピアノ協奏曲1番やワルツなどショパンのさまざまな曲(Evaが好きらしい1年半前の子猫のワルツの演奏はこちらをチラッと弾いた後、Cateenには、これをジャズ風にアレンジして弾いて!とリクエスト連発!Evaだからできる贅沢なCateen独り占め(笑)Cateenは頼まれると、微笑みながら、時々、それはジャズ風にアレンジしにくいなぁと言ったり、少し考えてから、何かしら必ず弾いて見せた。お兄ちゃん的な優しさに溢れていて、このやりとりがとっても微笑ましく、見ながら、頬が緩んで、にやけてしまった人は多かったのではないか?

【12/15 16:43追記: Cateenさんご本人からリプ😳】

もしや、このnoteを読んで頂いたということでしょうか?うれしはずかし・・。Evaの国の歌謡曲ではなく、イタリアンポルカだったとは・・。全然違った😱💦。大変失礼致しました。以下はCateenさんから教えて頂いたEvaの演奏

以下は間違えたことだが、Cateenさんに有り難きご指摘を頂いた記念?!に、恥ずかしながら残しておく(笑)。

【余談: ロ国の有名な歌謡曲(12/13, 23:46に追記) 】

急に思い出した。Cateenが、ぼく、ロ国の歌を知ってるよ、と言って、さらっと弾いた曲が"Millions (of) roses"だった気がするのだが、どなたか覚えているだろうか。偶然、ショパコンのファイナリストのHyuk Leeバイオリニストの弟Hyo Leeと合奏している動画があったので、貼っておきたい(さらに脱線すると、百万本のバラ(エピソードはこちら)というタイトルで、加藤登紀子も日本語でカバーしている。)

Q: 好きな曲は何?

Cateenは(恐らくたくさんあるためか)Hard to say(答えにくいなぁ)と言いつつ、ショパンのピアノ協奏曲1番と答えたら、Evaが1楽章を少し弾き、Cateenにジャズ風アレンジで弾いて!と頼む。Cateenがそれは弾きにくいなぁと言いながら何とか工夫して弾いてみせる。それを聞いて感心したEvaは、コンクールでも(ショパンの曲を)そうやって(ジャズ風に)弾けば良かったのに!と茶目っ気たっぷりの顔で言う。Cateenもそんなこと、できないよ、という表情をしながら、笑う。

その後、Evaが、私、(ショパンのピアノコンチェルトの)2番の2楽章が好きなの!と、今度は自分が弾く。因みに、Evaの2番の2楽章の動画(15歳の時の演奏)は以下。

Q: 好きな作曲家は誰?

Cateenはしばらく悩んだ後で、Bill Evansと答えて、(多分)Waltz for Debbyを少し弾く。それを聞いたEvaは、私も好きと目を輝かせた。Cateenがロ国でもジャズを聞くの?と質問したら、Evaがロ国でもジャズは人気が高いと返すと、Cateenは少しビックリした顔をしながら嬉しそうだった。

このやりとりを聞きながら、かてぃんさんがショパコン予備予選から帰国後の8/6(広島平和記念日)Bill EvansのPeace Pieceとチャイコン1番2楽章をmash upして弾いた演奏を思い出した。
※ 上手くリンクが貼れないため、Cateenのインスタのリールを参照してほしい。

Q: 次は何のコンチェルトを弾く?ベートーヴェンを弾いたことはある?

Cateenは、ベートーヴェンは弾いたことがないけど、いずれ弾きたいなと答えてから、来年ガーシュインを弾くよと言って、ラプソディインブルーをサラサラっと弾いて見せた。Evaも弾いたことがあるらしく、真似して弾く。

因みにEvaは、今年2021年4月に、ベートーヴェンのコンチェルト3番をモスクワ音楽院のオケをバックに弾いている。それがあって、質問したのかも(笑)ショパコンを控える中でベートーヴェンのコンチェルトも弾いていたなんて、すごい!

この前、2021年4月1日には、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲をロ国 国立交響楽団と弾いている!インスタライブ中にも弾いていて、Cateenが、あ、僕も来年弾くと嬉しそうに答える。

Q: どうやって即興演奏をやれるようになったの?

Cateen: 君もやっているじゃない?YouTube(EvaのYouTubeチャンネルのリンク)?で見たよ。
Eva: あれは作曲(の練習)で即興演奏じゃないの。
Cateen: (頷きながら)色々な曲を耳で(by ear)聞きとって、自分でたくさん弾いてみるのが大事かな。あとはコードの勉強も!
Eva: コードね!(と言いながら、いくつか弾いて、アドバイスされたこと、やってみるわ!的な意思ある視線をCateenに送る)

Q: 音楽以外にスポーツとかする?

Cateen: スポーツは得意じゃないんだ。小さい頃から数学が好きだよ。
Eva: (感心した様子で)学校では数学を勉強しているの?
Cateen: 大学は去年卒業したよ。大学では数学を勉強していたよ。
Eva: (びっくりした表情)
Q: 音楽家でなければ何になっていた?
Cateen: Researcher(研究者)かScientist(科学者)になっていたと思う。
Eva: (すごいなぁ〜という尊敬の眼差しを向ける)

Q (by Cateen): 好きな食べ物、日本食は何?

Eva: 寿司よ。Cateenは(お寿司を)作れる?
Cateen: え?寿司を?つ、作れないよ。

Q: 料理はするの?

Cateen: (びっくりした顔して)え?しない、で、できないよ(どうして、そんなことを聞くの?的な表情)。
Eva: あ、Kyoheiと食べている写真を(インスタストーリーに)上げていたでしょ?
Cateen: あ〜、あれはレストランだよ。

Evaは、庄司夏子さんのフランス料理のレストラン"ete"で、反田恭平さん、小林愛実さんと、巨大なピザ?らしき大皿を目の前に楽しげな写真(インスタストーリー、12/10に掲載されていたもの)を見て、質問したと思った。

Q: 今後、何かのコンクールに出る予定はある?

Cateen: うーん、もう無いよ。
Eva: (コンクールで会いたかったのか、話したかったのか、とても残念そうな表情)

Q: ショパンコンクール以外にああいう大きな国際ピアノコンクールに出たことある?

Cateen: 日本ではある(PTNA特級ラフ2番)けど、国際コンクールはショパンコンクールが初めて(リヨン(セミファイナル)のは小規模だからか、カウントしていない様子)。だからなのか、すごく緊張したよ、特に予備予選(7/20の演奏)はね。君はたくさんコンクールに出ているよね?

Eva: うん。これからも挑戦したい。1位を取るのはスポーツのようなもので、(私にとって)最終的な目標ではないけれど(17歳のこの発言、カッコ良すぎた!!)。
Cateen: (深く頷く)

Q: モスクワに来る予定はある?

Cateen: 今のところ、ないなぁ〜。いつか機会があれば行きたいな。君は日本に来る予定はある?
Eva: うーん、多分あるわ!
Cateen: おー!

Q: 兄弟はいるの?

Cateen: 妹がいるよ。3つ下。彼女もピアニストだよ。君は?
Eva: 私は1人っ子なの。

最後 気配りも素晴らしい2人

Eva: (先程、Cateenが翌日12/12に大阪でライブがあると聞いて気を遣ったのか)明日のコンサート、頑張ってね。またね!
Cateen: ありがとう!(日本語で画面に向かって)英語が分からなかった方、今日はごめんなさい。

所感

第18回ショパコンのファイナリストのEvaが、かてぃんさんにインスタライブを持ちかけ(たと、私は勝手に解釈w)、両方のフォロワーに対し配信してくれ、2人の何気ない会話正確にはEvaの質問攻めとジャズ風演奏のリクエストに頑張って答えて/応えていくかてぃん兄の図!)を楽しませてくれたことに感謝。

Evaが、HayatoではなくCateenと呼ぶのが、何だか嬉しかった。ショパコンに出場したHayatoのみならず、YouTubeで即興的にジャズなども自由自在に演奏するCateenにも魅せられ、Cateenファンになった証だと思ったから。

ファイナリストの12名は結果待ちのショパントークを見ても、それぞれに仲良くなっていて、その光景を微笑ましく思っていた。でも、Evaは、そこにいたファイナリストたちではなく、Cateenさんにインスタライブを申し込んできた!(Evaのインスタは予備予選前からフォローしているが、他のファイナリストとのインスタライブを観ていない)。

私の推測だが、彼女も再現芸術(いわゆるクラシック音楽)以外の世界を広げたいという願望が密かにあり、ロ国でも人気があるジャズ(風の即興演奏)を自分もチャレンジしてみたいと思っていて、ショパコンで知ったCateenさん(とその幅広い演奏スタイルや活動)に憧れ、自分も目指したいと思っているからではないかと思った。

ショパコン期間中は、闘志に燃えている強い女性のイメージが強かったが、インスタライブでは、Cateenさんのことを心の底から慕う妹Cateen さんが大好きなファンの顔を見せてくれ、とてもチャーミングだった。いつか来日して、かてぃんさんと2台ピアノによる掛け合いを聞かせて欲しくなった。ラフマニノフやチャイコフスキーなど。

【12/15追記】かてぃんさんが弾いたイタリアンポルカは、2台ピアノ4手の曲だから、いつかEvaと弾いて欲しいな!以下はFAZIOLIのチャンネルで見つけた動画。
Enrico Pace - Igor Roma: S. Rachmaninov, Italian Polka (Arr. Igor Roma)

Evaのショパコンの演奏リンクと彼女のYouTubeチャンネルのリンク


●ショパコンのコンチェルト

●3次

●2次

●1次(概要欄からEvaに飛べる)

●EvaのYouTubeのリンク
17歳にして、3,110人(2021年12月12日現在)のチャンネル登録者数!2010年に(当時6歳)開設しているため、開設時は両親が行ったのだろう。

●Evaの最近のライブコンサート
ワルシャワのフリデリックコンサートホールの動画(2021.11.15公開)

書き忘れたことを思い出したら、書き加えることにして一旦終わりにしてこっそりと公開する。

おまけ その1

2人の10歳のショパンの演奏も貼っておく。

●Eva Nocturne No.19 (Op.72-1)
ショパンが17歳の時に作曲

●隼斗 Scherzo No.1

おまけ その2 ショパン Etude Op.10-1

●Eva 13歳

●隼斗 25歳

(終わり)

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