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「知らないの」の解説のような

なんとなく、
会話文の最初が浮かび、
何を知らないって言ってるんだろう?
と聞いて言ったら、

ある日の悲しみや、
自分のすぐそばの哀れみや、
実際に手に掬ったわけではないいたみに、

その時の私よ、
「知らないの」
と言ってもいいのだと。

あなた。
知らなくてもいいし、
逆に知らなくても、
隣で流す涙を一緒に流してもいいんじゃないかしら、
という詩です。


いや 知らないのよ

誰の鐘の音かなんて

ここにどんな人生が終わったかなんて

曇っている今日は

どこまでも光がやさしいだけ

知らないことをそのままに

ただ 哀しいと言っていい

そうね

全く知らないのよ

「知らないの」

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