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痛む喉と洗い物

朝から喉が少し痛かった。
風邪をひき始めたのか、
それとも疲れが溜まっていているのかも、
(最近楽し過ぎて、まだもう少し、、、とやりがち、、、)
とりあえず早めに今日は休もう、
と、このところ毎日言っているし、
思っている。
だめじゃん。

仕事から帰ってきて、
夕飯は母が用意するというのを聞いて、
ご飯だけ炊きつけて風呂に入って横になった。
もう無理だった。

八時頃に起き上がって、
葛根湯をとりあえず飲む。
洗い物をしながら、
ふと、
どうしようもないくらい衝動的に思った。
ああ、もう私は頑張りたくない。
そう思って、
ゆっくりと息が吐けた気がした。
私は頑張ってきた。
たかだか十数年。
精神的にはしんどい時間はもっとだった。
だから、もういい。
半分は頑張った。
ひとにとっては「それくらい」のことだったと思う。
でも私には十分に血反吐を吐く出来事の連続だった。
もういい。
もう頑張らないぞ、と心が叫ぶ。
それを、私は宥めるように頷く。
よかった、そう言えてよかった。
ほんとうに。
だから、私は私の力になっていこうとおもう。
自分のできることを、
したらいいよ。
それくらいでいい。
頑張りたくなったことを、頑張ったらいい。
それまでは、ゆっくりお休み。
そんな気持ち。
頭を撫でる感触が、たしかに指先に残っていた。
洗い物をしながら、
そうだ、そんなことも書いておきたい、と考えていた。

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