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書き出せど、書き出せど

どうしようかな。
と思い続け、
何を書いていても、どうしようかな、だった。

応募しようと思っている小説のはなし。

書ききっていたはずなのに、
途中で消えてしまった数年前に書いた小説。
それの残った部分を手直しして、
そのまま書き出そうとしていたけれど、
どうしても書き進められなかった。

これは、はじめから書くしかないのかも。
その思い切りをするのにしばらくかかり、
やっと最初から書くことに決めた。

書き直しはじめたはいいけれど、
こちらもなかなか進まない。

これはプロットのようなものを書きださなくてはならないか、、、


久しぶりにシャーペンを手に取った。
紙にカリカリ、カリカリ。
主人公の名前、どういう心の流れなのか、どうしてここに至ったのか。
その周りの人たちの名前をもう一度考え、
同じように心の流れを書いていっていたら、
どんどんと昔開いた窓が開いていって、
視界が鮮明になってきた。

そしてぱっと、
どうして主人公だけの視点じゃなくて、
姉からの視点が必要だったのか、
姉はどうして息子と主人公を引き合わせたのか、
そして姉の家族はどういう成り立ちを持っていたのかを思い出した。

書き出していたらコピー用紙の二枚裏表を埋めていた。

さてさて、これでやっと書き出せる気がしてきた。

来週の文芸会の原稿はこの小説のあらすじにしたら怒られるかな、、、

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