「待ちぼうけ」の解説のような

もう約束は果たされないだろうな、
と思いつつ、
ひとりで守り続けているものがあります。

待つことは全く苦にならないたちです。
友達と約束して、
外で数時間まって来なかったとき、
次の日その友人から
「寒くて出るの嫌になっていかなかった」
と言われたときの衝撃は忘れません。
そんな理由で約束破れるひとがいるんだ!!と。

その後何度かそういうことがありましたが、
いつまでも彼女は悪びれることはなく、
その度に笑ってしまいました。
もう来ないつもりで待っていることにしよう。
彼女のお陰で、我慢強さを磨けたように思います。


いつのひも
待ちぼうけ

のんびりと
楽しそうに

足を伸ばし
両手の指は様々に感情を塗って

いつの日に
待ち合わせたのだっけ

忘れていても 大丈夫よ
私が飽きることは期待しないでくれて

なだらかに
待ちぼうけ

そんな背中は
ぼんやり背景に染み込んでいく

透明に光を少し歪ませて
それでも私は待っている


「待ちぼうけ」

今でも待つのは好きです。
待っている間は考え事が捗って、
帰って書こうかと迷うくらい笑

待ちぼうけていることを、楽しもうと決めた、という詩です。

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