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空き家を旅館にしてみます。#2〜ノスタルジックな町並み〜

空き家だからといってどんなものでも見に行くわけではないのだが、楽しそうという理由だけで車を2時間半走らせて見に行く事に。
前回の続きこちら

そうと決まれば早いに越した事はない。
”鉄は熱いうちに打て”とはよく言ったもので、きっと色々冷静に考えると動かない方が理に叶ってると判断してしまう。
でも色々考える前に動いちゃった方が結局良いのよ。
失敗もその分たくさんするけども、これがどんどん人生に深みを出す隠し味だと思っています。
今のところただただ酸っぱい人生なんですけどね。

今回、現地へ行った際に確認するポイントは2つ。

  1. 三重県鳥羽市という町並み

  2. 建物の状態

まずは、住宅賃貸にするにしてもレンタルスペースにするにしても宿泊施設にするにしても街の雰囲気を知らない事にはターゲット層がわからないですからね。
※この時点ではまだ宿泊施設にしようとも考えていない

隣町だが伊勢神宮が割と近い。

とりあえずこの町についてわかる事は

  • 日本最大級の水族館『鳥羽水族館がある』

  • 伊勢神宮が割と近い(空き家所在地から車で20分程)

  • 日本一の海女さんの町

という事だけ。
平成初期には年間の観光客数700万人という数字を叩き出すほどにかつては栄えた町みたいです。
今では激減してしまい年間200万人ほど。
それでも毎日5,000人の人たちが観光しに来てるんですからすごいです。
ただ、その分競合も多いだろう。
生ぬるい戦略ではあっという間に潰されてしまう・・・。
自宅から現地までの2時間半、道中のパーキングエリアで買った肉まんを頬張りながら考える。

『着いたら海鮮丼も食べたいなぁ・・』

そんなこんなで到着。

なんというノスタルジックな町並みなんだ・・・・・。

これが三重県鳥羽市・・・。
しかしノスタルジック=寂しい雰囲気が故に駅周辺はガラガラ。
お店もどこか活気がないように見える・・。
でもそれが僕個人的には大好きです。
どんどん町を歩いてみたくなってくる。

なんだろう・・・もの寂しい雰囲気の町ってロマンを感じるんです。
かつて栄えていて、たくさんの人の想いとか苦労とか笑い声とかの名残が微かに感じ取れるから”どこか寂しい”と感じるのであって、人の手が一切加わっていない大自然を見てもこの感覚を味わえない。
だからそこにロマンを感じてお股の辺りがゾワってするんです。

ああ・・・好きだな・・この町・・・。
そんな風に考えていたら到着しました。

問題の空き家です。

町が好きでも建物がどうしようもなく使い物にならなければ再生する事はできない。
気持ち引っ張られれずに冷静に調査をしよう・・・。

次回、建物を調査。

今回のお話は音声メディアVoicyでも配信中。
よりリアルな感情を含んだ音声でも聴いてみてください。