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【特別号】宮島ええまちプロジェクト始動!令和4年度の振り返りと今後の取り組みについて


こんにちは。株式会社地域ブランディング研究所の発信担当・あっちゃんです。日を増すごとに空の青さが夏らしくなってきましたね!みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は特別号として令和4年度の振り返りと令和5年度の取り組み、また「宮島の空き家について考える会」から島民の方々を中心に今後立ち上げに向けて動き出そうとしている「宮島ええまちプロジェクト」についてご紹介します!

令和4年度の振り返り

 令和2年3月に策定された宮島まちづくり基本構想の具現化に向けて、令和4年度では本通信の発行や宮島の空き家について考える会(以下「考える会」という。)、宮島まちづくり未来ゼミ(以下「未来ゼミ」という。)、住民主体のまちづくり先進地域への視察を開催しました。これまでも通信を通じてお知らせしてきましたが、改めて1年間の取り組みをご紹介したいと思います。

宮島の空き家について考える会 全5回

 令和4年9月から令和5年3月にかけて、宮島の価値ある歴史的な文化や暮らしを次世代に継承するために、島民の方々を中心にメンバーを募りながら、「空き家の利活用」を主軸とする活動グループの立ち上げに向けて考える会を全5回開催してきました。この会を通じて意見交換を重ねた結果、空き家について考えるには包括的にまちづくり全体を考える必要があったので、より発展した「宮島ええまちプロジェクト」として宮島のまちづくりに取り組む運びとなりました。詳しくは中面にてご紹介していますのでぜひご覧ください。

「宮島の空き家について考える会」意見交換の様子
「宮島の空き家について考える会」発表の様子

住民主体のまちづくり先進地域への視察

 令和5年1月17日(火)に竹原と尾道を視察しました。
 竹原では、株式会社いいね竹原 代表取締役 福本氏などと旧森川家住宅でまちづくりや組織運営について意見交換をしました。
 また、尾道ではNPO法人尾道空き家再生プロジェクト 代表 豊田氏に、まち歩きをしながら尾道ガウディハウスやみはらし亭などの空き家再生の事例をご紹介いただきました。

竹原視察の様子
尾道視察の様子

宮島まちづくり未来ゼミ 全2回

 令和2年度より3年目の開催となった未来ゼミ。令和4年度第1回は、令和5年2月27日(月)に海士町複業協同組合 理事 浅井氏をお招きし、 「移住者多数!海士町の受入れの仕組み(民間版)」をテーマにご講演いただきました。移住者を増やし定着率を向上させる取り組み事例だけでなく、移住者と働き先のマッチングやコーディネート、さまざまな国や行政の制度の活用など具体的な事例もご紹介いただきました。

浅井氏の講演の様子

 第2回では、令和5年3月7日(火)に合同会社よーそろ 代表執行役員 井上氏をお招きし、 「歴史的なまち並みを活かした空き家再生」をテーマにご講演いただきました。カフェや宿泊施設などさまざまな空き家の活用事例やまちのブランディング、まちづくり活動を永く続けていくためのポイントなどをお話しいただきました。

井上氏の講演の様子

〜 豊かな宮島の営みを継続し、後世に引き継ぐ〜
宮島ええまちプロジェクト始動!

「宮島ええまちプロジェクト」話し合いの様子

 宮島を、観光客のためだけでなく、宮島で暮らす人のためにも楽しい場所にしたい。なにより、自分たちも楽しいことがしたい!そんな思いを持つメンバーが集まり、宮島ええまちプロジェクトが始まりました。宮島で楽しく暮らす人が増え、魅力的な場所になれば、そこに人が集まり、空き家も減るのではないか、というアプローチで活動していくつもりです。みんなで楽しく、無理せず、長く続けていきたいと思いますので、これからどうぞよろしくお願いいたします! (宮島ええまちプロジェクトメンバー 一同)

活動方針(モットー)

その1| 自分も、関わる人も、みんなが楽しく
その2| 本業に支障のないよう、無理なく、ゆるやかに
その3| 宮島が好き、という気持ちを大切に

思い描く、未来の宮島の姿

宮島ええまちプロジェクトでは3つの宮島の未来を思い描いて活動していきます。
1. 宮島を大切に思い、引き継ぐ担い手が増えている
2. 宮島の生活・文化・商いが 活発に継続されている
3. 宮島で人が安心して生活を営むことができている 

宮島のええことつなぎ、ええことつくり、ええこと つたえる。

「宮島にあったらいいな」の取り組み案!まだまだアイデア募集中!

1. 宮島島内の情報を発信する
・宮島のルールブック作成
 L 各町内のローカルルールブック
 L 宮島移住ルールブック
・宮島ええまちプロジェクト活動広報誌の発行
・宮島の情報を発信しているメディアの確認および紹介
2. 歴史・文化・伝統を継承する
・伝統工芸ワークショップ
・宮島勉強会
 L 歴史・祭事・史跡・自然
・祭り参加コーディネート
 L 鎮火祭・たのもさん・玉取り祭・氏神祭 など
・島留学
 L 長期滞在して宮島の歴史・文化・伝統を学ぶ
3. 島の人のための場をつくる
・リサイクルマーケット
 L フリマトレイル・他イベントとの共催・食品余りものリサイクル市
・島の人が求める店
 L 惣菜屋・早朝営業のパン屋・宅配ピザ・夜営業の店
・子どものための店
 L 駄菓子屋・ゲームセンター・祭りの模擬店
・移住者のための情報交換の場
 L ワークショップ・お茶会や食事会
4. 空き家を利活用する
・空き家見守り隊
 L 空き家状況確認・戸締り確認・室内換気
・空き家の活用
 L シェアキッチン・フリマスペース・シェアスペース(ワークショップなど)
・空き家整備塾
 L 大工仕事・庭いじり・家財整理
・シェアキッチンの運営
・宿泊施設の運営
・期間限定おためし店舗

令和5年度の取り組み

令和5年度第1回宮島の空き家について考える会開催!

 令和5年6月6日(火)にetto宮島交流館(宮島まちづくり交流センター)で令和5年度第1回目となる「宮島の空き家について考える会」を開催しました。今回は、令和4年度第5回「宮島の空き家について考える会」以降に話し合いをしてきた内容の共有と中面でご紹介した「宮島ええまちプロジェクト」について、参加者のみなさまと意見交換を行いました。

令和5年度第1回「宮島の空き家について考える会」情報共有の様子
オンラインでご参加いただいた皆さまも一緒に意見交換会を実施

宮島地域コミュニティ推進協議会 正木会長からのメッセージ

「宮島の空き家について考える会」で参加者のみなさまに向けてメッセージをいただきました。

 宮島はこれまで「神の島」として崇められ、空海や菅原道真など歴史的な人物が多く訪れてきた歴史ある島です。さまざまな面から観光に力を入れており、まちが綺麗に、そして便利になってきていますが、いつ訪れても宮島のまちなみから文化や歴史を感じられるように、守り継がれてきた「神の島」としてのまちづくりのあり方は決して忘れないでほしいです。
 今回、「宮島の空き家について考える会」に参加して、これからの宮島を担っていく参加者のみなさんから宮島愛を強く感じることができ、楽しく話を聞かせてもらいました。私の想いとして、氏神祭やたのもさんといった宮島の祭りなど伝統を残す動きは、町内の集まりが活発になり、防災にもつながるのでみなさんにぜひ担って欲しいと思っています。
 昨年度から「宮島の空き家について考える会」が開催され、地域ブランディング研究所が火付け役となり、ようやく本活動が軌道に乗ってきたように感じています。みなさんの話を聞いていると、これからの動きが楽しみになりました。あまり難しく考えず、できることから取り組んでみてください。楽しいことをやっていれば、自然と仲間が集まってくるので、背伸びせず、長く続けてもらいたいです。できることは協力しますので、今後もよろしくお願いします。

令和5年度の取り組みについて

令和5年度は「宮島の空き家について考える会」から発展した「宮島ええまちプロジェクト」として定期的に意見交換会を開催する予定です。また、宮島まちづくり未来ゼミとまちづくり先進地域への視察を夏から秋にかけて開催できるよう準備を進めています。これらの会を通じて、今後も継続して島民のみなさまのご意見を取り入れながら、宮島でのまちづくり活動がよりよい形になるようサポートしていきたいと思います。本活動にご興味のある方は気軽に発行元・問合せ先までご連絡ください。

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[発行元・問合せ先] 株式会社地域ブランディング研究所(宮島地域まちづくり推進支援業務受託者)
電話:082-962-3320 メールアドレス:chiiki_solution@chibra.co.jp 担当:土井・吉田(愛)
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