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川で拾った神様OXUM

先日川のゴミ拾いで見つけたセクシーな像を持ち帰ってよく見てみたら、下の方に「OXUM」と書かれていました。

なんとかOXUMと見える

OXUMは、アフロブラジリアンの宗教カンドンブレの神々のひとりで、まさに川の女神。

スペイン語圏では「OSHUN」と表記されるので、もしかしたらブラジルに近いところから流れてきたのかも。

ブラジルのサルバドールに滞在していたころ、アフロブラジリアンの文化は日常にあって、言葉や食べ物、音楽はかなり親しんでいましたが、カンドンブレの儀式は夜中閉ざされた場所で行われるので、一部のショーを除いては見ることはできませんでした。

秘められた民間信仰とあって、アルゼンチン人にカンドンブレのお供え物や見つけたOXUMについて聞いても、ほとんど知っている人はいません。

アフロ文化に詳しいナイジェリア系ドミニカ人に像の写真を見せたところ、すぐにOSHUNだとわかり、ブエノスアイレスで見つけるなんて!と驚いていました。

もともとカンドンブレはアフリカのヨルバ人の土着宗教が奴隷貿易でブラジルに渡り、独自の進化をしたものだそうです。

OXUMを連れてきてしまって、良いのか悪いのかわかりませんが、そのままゴミまみれで放置するのもかわいそうなので、しばらく我が家の川の仲間たちと一緒に過ごしてもらおうと思います。

川の仲間たち


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