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Netflixオリジナル番組 バイオテクノロジー

遺伝子工学に関するドキュメンタリーを見ました。

Netflixオリジナルのドキュメンタリーです。Netflixはオリジナルコンテンツの質が高く、最先端のドキュメンタリー番組でも視聴者に分かりやすく噛み砕いてくれるし、様々な視点から考察されるので、議論が深掘りされ視聴者も考えさせられるのが魅力的です。

冒頭でも述べましたが、今回は遺伝子工学に関するドキュメンタリーです。バイオテクノロジーは私たちの生活にどれほど影響を及ぼすのか。
遺伝子工学者やコメンテーター、目に障害を抱えた子ども、バイオハッカーなどが登場します。

バイオテクノロジーの進歩と可能性、そして倫理的問題と科学者の探究心などそれぞれの側面から見た人類の未来について議論します。遺伝子工学なんか何のここっちゃという方も遺伝子工学の可能性と危険性について考えられずにはいられないような作品です。

私が視聴した中でポイントとなるのは以下のことだと思います。

どうやら遺伝子工学で数年後に私たちはスマートで肉体的に強く、美しい見た目を手に入れることができそうです。障害を抱える子どもたちの希望になるかもしれません。でも一方でお金持ちだけが超人になり不平等や人種差別を招くかもしれません。また、体の根っこを操作することにすごく違和感を感じるかもしれません。
いずれにせよ、科学の進歩が止まらない限り私たちは選択を迫られるでしょう。
人類を破滅へ導く技術なのか、それとも、人類をよりよい進化に導く技術なのか、考えていく必要がありそうです。

サピエンス全史というベンストセラーになった本があります。
人類の進化を辿った本なのですが、最終話では人類はバイオテクノロジーによってヒトではない何かになるだろうと予言されています。今私たちが生きる時代はその黎明期なのかもしれません。

もしかしたら、10年後、私たちは病院で普通に遺伝子組み替えの注射を受ける時代がきているかもしれません。

いいのか悪いのかはさておき、人間の欲望が止められないなら、科学の進歩も同様に止められないのです。

史上空前のテクノロジーが世間を賑わせています。AI・ロボティックス・バイオテクノロジーそれぞれの言葉が一人歩きして私たちが必要以上に期待をしたり、恐れたりしているように思います。一般人もテクノロジーリテラシーをより一層高めないといけない時代になってきたと思います。

みなさんはこれからの時代をどう考えますか?

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