黄色いにんじん

ここ最近、保育園でLaQ (ラキュー)というパズルブロックにハマっている息子。お友だちのママさんから「面白いよ」と聞いてはいたのですが、実物は保育園で初めて見ました。

「ラキュー?何それ?」と思った方のために、一応ホームページの説明文を載っけておきますね。

LaQ(ラキュー)は、四角と三角の基本パーツに、5つのジョイントパーツをつないで平面・立体・球体がつくれる日本製のパズルブロックです。

ひとつひとつのパーツは平面的なのに、つなげていくと立体的なものもわりと簡単に作れるようです。実際、うちの息子も「ワシをつくった」と見せてくれました。(超ドヤ顔で!)子どもたちだけでも説明書を見ながら作れるということは、レゴより簡単なのかな。

そんなラキューによっぽどのめり込んでいる様子の息子。今朝なんて、起きた瞬間に布団の中で、「おはよう」のかわりに「今日は、ワシのエサを作るんだ〜」と言っていました(笑)。

でも、ちょっと前までは起きたらすぐ「今日って保育園?」「やだ〜保育園行きたくない〜」とぐずり始めていた息子を知っているわたしは、その発言がなんだかとってもうれしくて。第一声がおはようでなかったことを咎めはせず、「いいねぇ。なに作るの?」と返事をしました。

すると、なぜか「にんじん!」と即答した息子。彼が作ったワシは、どうやら草食のようです(笑)。でも、そこにもあえてツッコまず、「いいねぇ。お迎え行くとき、見せてね!」と言うと、息子は満足そうに肯いて、自分から起きてくれたのでした。(ラキューパワーすごい!)

その後もスムーズに登園してくれて助かったのですが、夕方になって息子を迎えに行くと、なんだかちょっぴり不満そうな顔。「にんじんできた?」と聞くと「できたよ」と答えたので見せてと頼むと、ラキューで作った黄色いにんじんを見せてくれました。

確かににんじんの形をしていたので、「上手じゃん!」と褒めると、「オレンジがなかったんだ」とポツリ。(なるほど、そういうことか)と察しました。ほんとうはもっとにんじんらしいオレンジのにんじんを作りたかったけど、黄色のパーツしかなかったんだな、と。

せっかくラキューという保育園に行く楽しみができたのに、こんなことで彼の創作意欲がそがれてしまうのはいやだなと思ったわたしは、秘技・Google検索「黄色いにんじん」とその場でスマホに打ち込みました。実際にあるんですよね、黄色いにんじんって。(食べたことないけど。)

そして出てきた画像を息子に見せて、「黄色いにんじんだってあるんだよ」と教えてあげると、その途端に息子の顔はパァァァァァァァーーー!!!

「えぇっ!!そうなの!!??」と、めちゃくちゃ嬉しそうでした。その顔を見て、わたしも一安心。よかった〜、「オレンジじゃないから、にんじんじゃないね」とか言わないで。黄色いにんじんだって、大正解だもんね。

すっかり気を良くした息子。「明日は何をつくろうかな〜」と帰りもご機嫌でしたとさ♪ この調子で、毎日楽しく保育園に通ってくれますように。

ここまでお読みいただきありがとうございます!普段はクライアントワークが多いので、自分の感性や気持ちと向き合い、表現する場としてnoteを活用したいと思っています。サポートいただいた分は、子どものおやつかオムツに変身するかもしれません(笑)。