ため息をつく日が多い。

ため息が止まらない。

何をしても悪いイメージばかりが残る。

もう戻らない過去の一瞬に自分はどうしたら良かったのかと、検証ばかりしている。

そんな時に、ラジオをつける。

好きな番組はタイムフリーで聴く。
タイムフリーにも聴ける時間に制限があるから、最も聴きたい時に聴けるように、あえて元気な時には聴かないようにしている。

ビタースウィートサンバが、身体の中にも外にも流れる負のエネルギーを洗い流してくれるような気がする。

ラジオは、生きていれば色んな日がある、ということを知っている。

決まった時間になればラジオはオンエアされる。

リスナーにとってその日がどんな日だろうと、ラジオは流れる。

ラジオからしてみたら、
今この時を生きている人がそれぞれ様々な思いを抱えている、そんなことは当たり前なのだ。

そして、ため息をつく私は、ラジオは今日も流れるんだったとふと思い出して、聴く。

ラジオの届ける日常は、変わらない日常じゃなくて、変わることを知っている日常。