ひっそりと綴りたいこと

先日元夫が夢に出てきた。それはそれは鮮明な夢でリアルに再会したかのようだった。思わず久しぶりに連絡を取り近況を確かめたのだが、元夫が再婚していないことに拍子抜けした。私は振られた身だし、温かい家庭を望んでいた人だからてっきり子どももいるかと思っていたのだ。まあそうなっていたらいたで私は落ち込んだろうから、良かったということにしよう。

躁状態で、鬱状態で、それぞれ迷惑をかけたから今さらだけど改めて謝罪の気持ちを伝えたら、「良い思い出です」と返事が来た。

とても嬉しかった。私は良い奥さんにはなれなかったけど、離婚しても二人で過ごした5年半(付き合った期間もいれると8年半)がお互いにとって良い思い出になっていたんだ。私が病気じゃなければ、もっと家事ができれば、別れずに済んだかもしれないと自分を責め続けてきたけど、もういいんだ。

他人にはおままごとのような結婚に見えたかもしれない。でも私たちには幸せだった瞬間が沢山あったんだ。

結婚していたときの自分を肯定してあげることがやっとできた気がする。このことは私にとって大きい。過去の自分を認められず責め続けるのは存外しんどいものだ。

私がそのしんどい期間を前向きに過ごせてきたのは、今お付き合いしている彼のおかげだ。いつも穏やかに優しく寄り添ってくれる彼がいるから、私は現実を生きることができている。

人は一人では生きられないものだなと感じる。一人でも楽しく生きる女性になりたいけれど、やっぱり一人より二人が楽しいとも思う。

彼とのお付き合いも気づけば3年を超えた。これからも一緒に美味しいものを食べながら楽しく過ごしていければと、心から願っている。

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