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50年前の輪島塗

元旦の夕に起きた能登半島大地震。痛ましい。
毎日の報道を目の当たりにして当事者たちの心と体の疲弊はいかばかりか。
計り知れない。

今から50年前、ツレと初めて旅した北陸旅行を思い出す。
東京を発って京都を経由して金沢へ。
金沢で2泊、芦原温泉で一泊を過ごした。
本当は能登半島の和倉温泉を希望したのだったが、急な旅行だったので、予約がいっぱいでとれなかったのだった。
金沢を拠点にして能登半島を巡った。
能登半島巡りは、レンタカーで回った。
なぎさドライブウェイでは砂浜を車で走り抜けた。
途中、砂浜の途中大きなアサリを焼いている小さな店があり、車を止めてアサリを食べた。
余りに美味しくておかわりをしたのを覚えている。
海岸線は美しかった。

そして、輪島ではお土産や思い出になるものを探した。

50年前、輪島塗の店で買ったパネル。
メジロのツガイが羽を休めている。
「圭」という作家の落款が入っている。
50年の年月が経ったが今でも美しい。
パネルの裏に輪島塗のしおりがあり、今更だが、600年以上の歴史があるんだなと。

この度の大地震で、あらためて能登半島の被害に思いを致した。
少しでも早く、被災された方々に穏やかな暮らしが戻るよう祈るだけ。

報道では、スーパーマーケットや銭湯が再開されたと聞いた。
バスも運行された。
あちこちの自治体からの応援もある。
少しづつ。少しづつ。








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