投資と投機の違いを言語化して理解したいと思います。

投資とは、
「生産された財を次なる生産に利用すること」です。
投機とは、
「安い時に買って高い時に売る、値動きを利用して稼ぐこと」です。

投資とは、経済に新しい価値を追加する行為です。
投機とは、単なるギャンブル行為です。

投資は、消費を我慢して新たな生産に利用し、
そこから追加的に得られる価値を見返りとして獲得する経済行動です。
投資によって世の中に新しい富が生まれます。
それに対して、投機は、
株式の価格が、不一致によりゆらぎ、
その市場的性質を利用して可能性にかける賭博だといえます。
投機は世の中に富を追加する営為ではありません。

よって、
投資にとって重要な確率指標は「平均値」であり、
投機にとって重要な確率指標は「標準偏差」である。

人生において、
標準偏差のボラティリティ（リスクとリターン）を調整するのではなく、
平均値を向上することに力を注いでいきたいと思います。