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日本経済の強さは現場にあり

日本の組織文化は、
トップダウンになじまず、
ボトムアップの文化です。
組織の戦略と行動をミドルマネジャーが決めて行動する文化です。
経営層が決めて行動する文化と比較すると、
意思決定は遅いが、
創発的に創意工夫して実行する良さがあります。
経営層は、
下からの提案を承認するという入れ子状態の意思決定スタイルです。
こうしたスタイルは、
誰が下した意思決定かがあいまいなため、
不祥事が起きた場合、
責任者をあいまいにする。
しかし、
より上位の人間が承認し、オーソライズするという公式の手続きを担保すれば、
ボトムアップからの戦略策定方法は強みを発揮する。

・環境の変化に即した戦略をとりやすい
・実行者の当事者意識が醸成されやすい
・戦略策定のプロセスが組織内部で隠蔽されるため競争優位を持ちやすい
・希少性が高いオリジナリティの高い戦略になりやすい

創発的戦略は、
ビジネス現場に近い人間が意思決定を下す。
よって、
変革の時代には適した戦略と言える。