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ベンチャーキャピタルは投資先をどのように決めるか

ベンチャーキャピタル(VC)が投資見込みを評価するために用いる要素は、
人、製品、市場の3つに分類される。

1.人
VCの評価は創業チームを重視する。
創業チームがそのアイデアを追求するにいたった独特のスキルやバックグラウンド、経験は何か?
創業者のリーダーシップ能力を見る。
創業者が企業のミッションについて、優秀なエンジニアや幹部、
販売やマーケティングなどの人材をひきつけるような説得力のあるストーリーを生み出す能力があるか。
状況が厳しくなった時、創業者は壁を突き破っていくだろうか?
創業者が病的に強い自負心を抱くくらいに自己中心的であるか?

2.製品
顧客が実際にお金を払って購入するような市場での根本的なニーズに応えるものか?
製品の画期的な性質を求めるため、現実世界のフィードバックに基づいて、方向転換(ピポット)する。
現在の製品よりも10倍優れているか、10倍安価である必要がある。
または、既存でリーチできない顧客へリーチできる必要がある。

3.市場
創業者が追求する市場機会の最終的な規模が最も重要である。
平凡なチームでも巨大な市場にいれば企業は成功できる。
市場の実際の規模を適切に評価することは難しい。
なぜなら、市場の実際の規模の大きさは、投資する時点ではわからないことが多いから。
市場規模を理解する能力、
発展途上の新市場でテクノロジーの果たす役割について創造的に考える能力を必要とする。