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日本書紀の物語

「日本書紀」は、
日本最古の正史で、
720年に成立した歴史書です。
編纂のリーダーは舎人親王、
編纂の主導者は藤原不比等とされます。
その目的は日本の歴史と文化を記録し、
皇位継承の正当性を確立することでした。
日本書紀は神代から697年までの日本の歴史を記録しています。

神代の部分では、
天地開闢(宇宙の創造)から始まり、
最初の神々が生まれ、
その子孫が国土を創造し、
最終的には天皇の祖先である神武天皇が登場します。
これらは神話や伝説が多く含まれています。

神武天皇以降の歴史は、
各天皇の即位、統治の事績、死去といった流れで記されています。
紀元前660年2月11日、神武天皇が建国したと記載されてます。
2023年現在、日本国は2683年を迎えることになります。
2040年の建国2700年を祝いたいと思います。
特に、推古天皇の時代には聖徳太子の政治活動が詳細に描かれ、
また、天智天皇と天武天皇の時代には大化の改新という大きな政治改革が記されています。

また、「日本書紀」には、
政治や経済、文化、宗教、風俗習慣、自然災害など、
さまざまな情報が詳細に記録されています。
これらの情報は、
日本古代社会の研究において非常に重要な情報源となっています。

さらに、
「日本書紀」は、
古代日本の歴史を理解するための一次資料としてだけでなく、
文学作品としての価値も持っています。
神話や伝説、詩歌などが豊富に含まれており、
古代日本の思想や感性を伝える一方で、
古代の文体や語彙、表現技法を学ぶ上でも重要な文献となっています。