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好きを見つけるトライ&エラー

好きなことを、やりたいことを見つけることを提唱している私であるが、自分が好きなことを見つけるのに結構時間を要したのも事実である。今現在、自分が好きなことは、「本を読むこと」「文章を書くこと」「学ぶこと」「自分の思いを伝えること」なのだが、今まで好きなこと探しの旅のなかで、好奇心の赴くままで動き、そしてやめたものもたくさんあった。

代表例は囲碁。社会福祉協議会の人から「囲碁や将棋ができると、老人ホームの入居者のお相手ができるから、いいボランティアになる」と聞いた。そこで囲碁の本を買ってきて勉強をするとともに、ネットの囲碁ゲームで実力をつけようとチャレンジした。しかしあえなく挫折。全然おもしろくなっかった。実際に人と対面して対戦し腕を磨けばまた違ったのかもしれないが、ネット相手に囲碁したのが失敗の原因だった。

あとは、卓球。中学生の部活が卓球部だったので、その頃を思い出して卓球スクールの初級者コースに申し込み、35年ぶりに本格的な卓球をした(温泉卓球は除く)。そうしたら翌日筋肉痛で酷い目にあった。普段使っていない筋肉を使ったがために、悲鳴を上げた模様。これには凝りてそれ以来、スクールには顔をだしていない。

さらにはパークゴルフ。私の住む地域では、ゲートボールのようにゴルフボールよりも大きい玉をクラブで打ち、グリーンに見立てたカップに入れるミニゴルフ(この地域ではパークゴルフという)が盛んである。たまたま私の母親が以前パークゴルフやっていたので、ボールとクラブが実家にあったため、拝借してコースに出てみた。

最初は楽しいが、一人でやっていてもつまらない。来ている人は暇つぶしの高齢者ばかりでパークゴルフ場に活気がない。私は誘う友人もおらず、一人黙々とコースを回るのがだんだんアホらしくなってきた。パークゴルフはもっと高齢になってからもできると見切ってあっさり辞めた。

このように好きなことを探す旅も試行錯誤の連続であった。トライ&エラーを繰り返すうち、結果的に上述の好きなことに行き着いたのだが、何事も好奇心をもって「ちょっとやってみようか」くらいの軽い気持ちでやってみるのがいい。そして面白そうだったら続ければいいし、つまらなければ辞めればいいだけのこと。誰に対しても責任は負わないし、迷惑もかけない。ただし、「形から入ろう」として前もって高価な機材等を買うのは辞めた方がいい。つまらなくなって辞めた際のダメージが大きいから、まずは小さくスタートで十分だと思うのである。とにかく好きなことを見つけるには、トライ&エラーで行動してみるのが大事である。

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