アキ@北の大地

定年後のセカンドキャリアを研究・提案する行動変革ナビゲーター おじさんLCC所属 「人…

アキ@北の大地

定年後のセカンドキャリアを研究・提案する行動変革ナビゲーター おじさんLCC所属 「人生の棚卸」研究家

最近の記事

好きを見つけるトライ&エラー

好きなことを、やりたいことを見つけることを提唱している私であるが、自分が好きなことを見つけるのに結構時間を要したのも事実である。今現在、自分が好きなことは、「本を読むこと」「文章を書くこと」「学ぶこと」「自分の思いを伝えること」なのだが、今まで好きなこと探しの旅のなかで、好奇心の赴くままで動き、そしてやめたものもたくさんあった。 代表例は囲碁。社会福祉協議会の人から「囲碁や将棋ができると、老人ホームの入居者のお相手ができるから、いいボランティアになる」と聞いた。そこで囲碁の

    • IKIGAI MAP(生きがいマップ)でワークしよう

      世のなかで出回っている図にIKIGAI MAP(生きがいマップ)というものがある。 「好きなこと」、「得意なこと」、「社会の役に立つこと」、「お金を稼げること」。これら4つの項目すべてを満たせばそれが「生きがい」になるというものである。 誰が考えたかは不明だが、定年後のセカンドライフを考える上でも参考になる考え方である。 しかしながら、この4つが揃ってセカンドライフを過ごすには、かなりハードルが高い。好きなこと、得意なこと、社会のお役に立つことは何とかできそう。しかしそれ

      • 直感で好きなことを見つけよう

        好きなことや、やりたいことをどう見つけていくか、探求の旅を提案することが私のライフワークであるが、先日こんなテレビ番組があった。 それは日曜日夜のテレビ朝日「ナニコレ珍百景」。日本全国の珍しい物や風景、人を紹介する番組だが、そこに登場したのが漁師さん。佐賀県で海苔漁師を営む徳永さん63歳。この方は元々大のパチンコ好きで、漁のない日はパチンコ通い。負けが混んでも辞められない悪癖に、奥さんからも呆れられる始末だった。 そんな徳永さんが、たまたまテレビでフジコ・ヘミングさんがピ

        • 居場所を見つけよう

          先日街の中心部にある図書館での話。開館が10時で、私は開館を待っていた。先頭に2人、後方に5人くらいが行列を作り、静かに開館を待っていた。10時になり人々は順番に入っていく。私は調べ物があったので、目当ての書籍がある方に向かおうとしたら、後ろからちょっとこづかれて、一瞬よろめいた。後ろから来たおっさんは、私とぶつかったことに謝りもせず、一目散に新聞コーナーめがけて小走りに走っていった。私はむっとしながら怒りのやり場もなく、その光景を呆然と見るしかなかった。 おっさんの後ろ姿

        好きを見つけるトライ&エラー

          時間はお金より尊い

          時間は大事だと頭の中ではわかっていても、日々流れる時間を意識して過ごすには、相当な時間感覚を身に着けなければならない。 私が日々述べている「好きなこと、やりたいこと、得意なこと」を実行するためには時間が必要。そのための時間を少しでも捻出できれば、より生活に充実感が出てくる。 私は読書が趣味なので、毎日本を読む。まさに習慣化されている行為なのだが、なぜ毎日読むかは、単純に「本が好き」だから。小説にしてもノンフィクションにしても自己啓発書にしても、とにかく本を読んでいる時間が

          時間はお金より尊い

          仕事だけの人生は後悔する

          大津秀一氏「死ぬときに後悔すること25」の中で、死に近づくなかで後悔したことは何かの発言に「仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと」がある。 日本人は真面目に一生涯を仕事に捧げ、仕事が無くなった途端にセミの抜け殻のように気力も生きる意欲も失う人が多いと聞いたことがある。それはおそらく、地位や収入、肩書、役職など「外発的動機付け」で生きてきた人が、それを失ったことで一気に淋しくなることにつながっているのかもしれない。仕事が全てという人に限って、それを失った瞬間に一気に辛い思

          仕事だけの人生は後悔する

          死ぬときに後悔すること

          定年後のセカンドライフを考える際に、近未来のことはおおよそ想像できるが、死ぬ間際のことを想像することはほとんどないし、その必要性も60代、70代前半くらいまでは特に感じない。大病など経験しなければなおさらである。そして死ぬ間際になって初めて慌てる。ヒトは必ず死ぬことはわかっていても、その死が現実的に近づかない限り、なかなか死を想像できないものである。つまり元気で健康なうちは、未来永劫いつまでも生きるかのように錯覚してしまうのが、人間の悲しい性である。 なので、「死ぬときに後

          死ぬときに後悔すること

          計画的偶発性理論

          私は、充実したセカンドキャリアを過ごすためには行動が必要と書いているが、具体的にどう行動するかというの目安として、「計画的偶発性理論」がひとつの拠り所となっている。 これはアメリカの心理学者クランボルツ教授が唱える理論で、「個人のキャリアの8割は偶然によって引き起こされる」としている。つまり、これまでのキャリアの立て方は、将来の目標を決めて、それに向かってキャリアを積み重ねるという考えだったが、変化の激しい時代においては、将来の方向性は個人の意思などで決められるものではなく

          計画的偶発性理論

          もっともっと失敗しよう

          どんどん行動するのが大事と書いているが、行動と合い通じるのが間違いや失敗。特に日本は失敗を悪と捉える風潮が高く、皆んなが失敗や間違いをしないように人生を過ごす。アメリカなどはどれくらい失敗したかで、スタートアップ企業の出資を決めるくらいで、そんな文化の違いがある国と競争しても、勝ち目がないのは明白である。 特に日本の学校教育は失敗や間違いをしないように教えられるし、会社に入っても、なるべく失敗しないように振る舞う。経営者などはなるべく失敗しないよう物事を慎重に進めるし、たと

          もっともっと失敗しよう

          行動を起こそう

          コーチングでいうところのBE→DO→HAVEの話を前に書いたが、このなかで一番大事なのはDO、いかに行動するかだと思う。 好きなこと、やりたいことを見つけるのがセカンドライフの肝だと以前から主張しているが、いきなり好きなことや、やりたいことが見つかるわけではない。ましてや仕事中毒でとにかく会社人間だった人は趣味もなく、せいぜい会社の接待でゴルフをしてきたとか、仕事の延長でしか趣味を持ってこなかった人も多いと思う。 そこで好きなもの、やりたいことを棚卸しするワークをすること

          行動を起こそう

          BE→DO→HAVEへの移行

          コーチングの世界で、「BE、DO、HAVE理論」という考え方がある。 BE(幸せになりたい)DO(行動する)HAVE(所有する)という考え。 日本の高度成長期には、HAVE→DO→BEという流れだった。 つまり、3種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)を所有(HAVE)し、それを使いこなし(DO)、そして幸せになる(BE)という考えが主流を占めた。 昭和が終わりバブル崩壊、低成長時代には、まだ依然として「偏差値の高い大学や良い会社に入って幸せになる」価値観が高く、その時代はD

          BE→DO→HAVEへの移行

          下りのエスカレーター

          人生100年時代にいつまでも輝き続けることができるか。そのためには40代、50代からセカンドキャリアを意識して活動をすることが大事である。 それをせずに無為に過ごすと、下りのエスカレーター状態となるのだが、そいうタイプは次のような人たちだという(参考文献「40代からのライフシフト」) ・やりたいことが不明で迷走 自分のやりたいことがはっきりしないため、手当たり次第にやって失敗する ・会社の看板と自分の力を混同する錯覚型 会社のネームバリューが自分の実力だと勘違いし、自分を

          下りのエスカレーター

          副業はすべき

          今や世の中、副業流行りである。終身雇用は崩壊し、中高年の次なる指針として転職、起業の選択肢とともに隆盛を極めつつあるのが副業。そんな副業を私もつい最近までしてきた。 それは、ホームページでたまたまマッチングサイトと出会ったことがきっかけ。今自分が本業でしている広報関係の仕事のコンサル的な副業を、とある企業が募集していたので、迷わず応募。当該企業とのオンライン面接を経て、晴れて半年間の業務委託契約を交わすことになったのである。 そしてオンラインで月2回くらい打ち合わせ。先方

          小さな変化

          行動変革ナビゲーターを自称しているので、日々「変化すること」については敏感である。私自身、3年前の57歳のモヤモヤの時期から、とにかく変化しようと勤めてきた。今も変化や変革について勉強する日々である。 よく定年間際になると、やれ転職だ、やれ起業だと煽る意見も多いが、そんな変化は大きな変化すぎる。一大決心をしないとそんな変化はできない。かと言って何も変化せずに現状維持のままだと、人生を無為に過ごすことにもなりかねない。 私が思うに、いきなり大変化をするのではなく、中くらいの

          幸福を決める4つのニーズ

          人生の目的は、いきがいのある生活を送り、幸せになること。万人が求める欲求である。ではそれを満たすためには何が必要なのだろうか。 「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィー氏は、人間が生きる上で基本的なニーズを4つあげている。 それは、「肉体的ニーズ」、「社会・情緒的ニーズ」、「知的ニーズ」、「精神的ニーズ」の4つ。 肉体的ニーズとは、生きるためのニーズ。衣食住、お金、健康など、生きていく上でベースとなる、必要不可欠なニーズ。 社会・情緒的ニーズとは、他人と接触し、帰属

          幸福を決める4つのニーズ

          外発的動機と内発的動機

          物事を進める動機づけとして、外発的動機と内発的動機がある。つまり外から与えられる動機か、自らの心の内から湧き上がる動機かの違いである。 具体的には、外発的動機は、給料、財産、昇進、肩書など、誰もが見てわかりやすく目に見えやすいもの。人間が一生懸命働くのは、お金を稼いで幸せになりたい、出世して周りから称賛を浴びたいという外発的動機による。 一方の内発的動機は、人のために役立ちたいとか、興味・関心を高めたい、向上心を持ちたいといった、内面から湧き出る動機。震災時に真っ先にボラ

          外発的動機と内発的動機