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やりたいことの見つけ方

人生モヤモヤしてくると、だんだん「自分の人生はこのままでいいのか」と思うようになる。仕事は頑張ってはきたけれども、定年となればもう先も見えない。他にやりたいことがあるのではと、やりたいこと探しの旅に出る人も多いと聞く。そしてあわよくば、やりたいことが見つかれば、その後の人生は充実したものになるだろう。

そうは言っても今まで仕事ひと筋できて、「今さらやりたいものなど見つかるはずもない」という人が大部分ではなかろうか。とかく人間は変化を嫌う動物。別にやりたいことを見つけなくても、このまま安住してのんびり過ごせばいいと、現状維持を決めこむ人も多い。しかし人生100年のグラディエーション時代。長い老後を無為に過ごすのは、あまりに勿体ない。

そこで「やりたいことを見つける」ワークの登場。具体的には下図のように、「好き」「得意」「大事」を書き出すというものがある。つまり「自分が好きなこと」「得意なこと」「社会から大事だと思われていること」を思い浮かべ、書き出しながら自分のやりたいことに気づいていくというもの。このワークは自分のセカンドライフを決める上で、さまざまなところで提唱されている。いわば王道のワークとも言える。

しかしながら、この3つを紐解けと言われても簡単には出てこない。得意なことや大事なことなどすぐに見つかれば、とっくの昔にそれでご飯を食べている。中高年になってあわててこれで自分のたな卸しをせよと言われても、右往左往してしまう。課題自体のハードルが高い。

そこで私が注目するのは、「とにかく好きなことをまず見つける」こと。「自分は何が好きなのか」をとことん考えることで、そこから新たな自分を見つけ出す。なぜなら3つの中で一番テーマとして出しやすいから。そして「好き」が見つかれば、それを楽しく、かつ継続的にできると考えるのである。つまり「好きなことは長続きする」という仮説に立っている。その「好き」を見つける方法は、次回書きたいが、結論は、「自分のやりたいこと」の根源は「好きをいかに見つけるか」であり、それに全てのパワーをまず注力する。これに尽きると思う。

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