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Workation記録~韓国・ソウル編

自分はつくづく移動型の人間だからなのか、時々、外の空気を吸った方がエネルギーチャージでき学びが得られるので、息継ぎ的に、1週間程度のワーケーションに出かけている。

「ワーケーション」という言葉に耳馴染みのない方はこちらを参照『workation(ワーケーション)をオススメする理由』

ワーケーションを知った1年前のチェンマイをきっかけに、今年3月の台北に続き3回目、お隣の国、韓国・ソウル。

私自身は旅するとき、観光というより人に会う、何かに参加するなど目的を持って行くことが多い。今回は、保寧(ボリョン)のMud Festivalという世界最大級の泥祭りに参加すること、帰国した韓国人の元同僚に会うこと、そしてワーカホリック気味な自分の滋養強壮が目的だった。

江南の世界トップレベルのクラブがどう上手につくられているかも書き残しておきたいのだが、それは置いておき、観光でも弾丸で気軽に行けるお隣の国、ソウルでワーケーションで滞在する良さ・いまいちさをまとめてみた。

ソウルでのワーケーションの良さは?とにかく手軽な外国。韓国のコスメ・食が好きな女子にはたまらない

要約すると、安心して近くて手軽な外国に行きたい、美容整形やエステをしてみたい、ゆっくりと韓国の食・文化を楽しみたいなどの場合にはおすすめでしょう。

いいところ

1.近い!時差がない!
移動時間が短く、時差がないというのは他の国にはないメリット。日本に居るメンバーや取引先とのオンラインの打合せも時間を気にしなくていいのはとても楽。

2.滞在費(宿泊費・食費)がそれほど高くない
先進国の首都で考えると、滞在先のグレードによるが、今回は東大門まで歩ける、ホステルのシングルルームで1泊3,000円程度だった。また外食が日本に比べリーズナブル。夕飯もアルコールを飲まなければ一人で1品もの1,500円程度で十分収まる。

3.日本語の情報が多い
何度も渡韓している日本人のブログなど、日本語での情報量が豊富なので、大概のことは調べれば解決する。
ちなみに今回は、Googleがスタートアップのために無料で提供しているGoogle Campusのアジア唯一の拠点(東京に近日オープン予定)の江南のGoogle Campusに行ってきた。Web上か当日カウンターで登録すればスタートアップに仕事で関連があればだれでも利用できる。

いまいちなところ

1.日本語・英語表記もかなり充実しているがハングルが読めないとつらい英語が通じなくても、漢字圏であれば文字で何となく単語が判別できるが、ハングルはそれができない…ソウルの街は日本語表記が充実しているが、店の看板が読めればなと思う機会は多かった。

2.食事が一人向きでないことが多い、キムチに飽きる可能性がある
一人前で注文できるお店も増えているものの、焼肉など基本的には二人前というところが多く、さらにそれが店内で聞くまで分からないこともしばしば。また韓国料理はキムチなど唐辛子系以外の味のバリエーションもあるものの、やはり確率が高いので味付けに飽きる可能性があり。
(↓今回の滞在中で一番辛かった、混ぜ冷麺。北朝鮮・成興の料理)

ワーケーションについて、今回、学んだこと

1.1週間は短い。1都市に2週間はほしいところ。
1週間だとちょうど慣れて勝手が分かってきた頃に、帰国となってしまう。
SIMとか、チャージ式の交通ICカードなどのサービスの設定が「暮らす」向けには長すぎ、「滞在向け」には短すぎるという中途半端で使いづらい。 
また、土日が多くても1回しか挟めないので、ちょっと遠方へ足を延ばすことが難しい。 

2.やっぱり、一緒に過ごす仲間が必要
ひとりでホステルの共用スペースで仕事をするのは予想以上に寂しかった…今回のホステルは、快適だけれど、眠らない街・東大門に近いからか夜中まで誰も帰って来ず、もしかして他にもノマド的なゲストがいれば一緒にキッチンで食事をして、韓国のビールを飲み、という期待は叶わずだった。

3.でも、ゲストハウスはちょっと違う
じゃあゲストハウスに滞在して友達をつくればいいのかというと、短期滞在の若い旅行者が多く、目的が違うのでどうも生活リズムがかみ合わないことが多い(台北で経験)。あくまで私たちは仕事時間は仕事に集中したいし、ちょっと仕事の話もできたりするくらいがすごく面白い。
コワーキングを使えば、という考えもあるが、顔馴染みができるまで時間がかかるし、やはり生活が一緒の方が距離が近くなりやすい。

結局、だからノマドにとってコリビングという滞在場所が必要なのだと改めて実感したというのが、今回の収穫だった。
2019年9月からオープンに向け用意を進める京都・上桂のコリビングで、自分が体感したことを提供できるようにしたいと思う。

次のワーケーション予定は秋田・三種町。初のコリビングでの滞在となるので、コリビングのソフト面をインプットすること、そして大好物のいぶりがっこを楽しみ尽くすことをミッションに、非常に楽しみにしている。


「多拠点生活」×「パッチワークキャリア」を軸に、自分のパフォーマンスが高まる場所で生活し、自分の専門性や持ち味を活かした仕事・活動を組み合わせキャリアを築くライフスタイルを模索中。大阪にて大人の学びのサードプレイス「Leaning Bar CF曽根崎」企画運営。趣味はウイスキー。