ブロックするという距離の取り方

私はここ三年ほど、新しい恋に心揺さぶられて、本当に毎日毎日そのどうしようもなさに「滅入っていた」と今振りかえって思う。
どうせ恋するなら、毎日嬉しく楽しく、日常生活に張りが出るような、そんな恋がしたいのに
毎日「今日は連絡してもいいだろうか、やめた方がいいだろうか」みたいな途方もなく暗い不安な気持ちに苛まれていた。

本当に初期の初期だけ、ウキウキする日々があった。
だからこそ、そこにもう一度戻れることを望んで、しがみついていたんだと思う。

昨日、私はメンタルぐずぐずなLINEを連投した。
今朝、TwitterもLINEもブロックされていた。

今まで散々「私がこうして送るのが迷惑なら、ブロックしてくれて構わない」と言い続けていたのだけれど
前触れもなくブロックされて、しばらく頭は真っ白だった。

この人と途切れるのは嫌だ、嫌だ、失いたくない、と思って、頭の中はぐちゃぐちゃになった。

ふと気が緩むと涙が出てくるようなボロボロの状態では日常に支障がでる。切り替えなければ。

少し「あてつけのようにボロボロでいようかな」というねじ曲がったアイデアが浮かんだけど、それはモラハラ気質のなせることだと思ってしまいこんだ。

相手が私をどう思っているのか、私と今後どんな関係でいたいのか、そういう「相手の気持ち」は、今までどんなに尋ねても教えてもらえなかった。

その時点で「この人は私と建設的に続ける気はない」と思えたらこんなにズルズル引きずらなかったんだろうけど、如何せん私は「ハッキリ言われないとわからない。根拠の不確かな推測はあてにならない。」と思ってしまうから、「何も言われない」ことでは何も判断できなかった。

今回ハッキリと「ブロック」という態度で意思表示されて、だんだん私は嬉しくなってきた。

ちゃんと意思表示してもらえたこと
やっと「我慢」をやめてもらえたこと
私なしで大丈夫だということ

私はもう自分のことのようにこの人について心配しなくていいんだ。
私はもうこの人に、気遣いや優しさを期待しなくていいんだ。

私も我慢していた。
でも自分から手放して、相手が傷ついたら嫌だなと思っていたんだ…。
お互い様だったのかもしれない。

今、私は手放されたけど、それによってようやく心が自由になった。
好きな気持ちはそのままあるけど、執着がなくなってくれた。
とてもスッキリ。

だから、あとはあの人が同じように私を突き放してスッキリと楽になってくれてるといいな。
そう思う。