教養としての上級語彙―知的人生のための500語

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上級語彙とは、基本語彙(日常生活の中で誰もが普通に使う易しいことば群)に対して、実用に役立つ語彙。専門用語は高級語彙という。

例文を青空文庫から持ってきていることに好感を覚える。

大宗が官庁用語で、第二語彙である「大半」の意味で用いられている。

施策を「せさく」と読むのは官庁用語で、正しい読み方は「しさく」

昨今、おさわがせの三浦瑠璃は「措辞」が巧みで、「濃やか」を使い分ける「細やか」な方らしい。

辞典、辞書は循環定義があったり、たとえば、「正鵠を得る」の項があり「正鵠を射る」は立項していないのに「的を射る」という項があるのに、「的を得る」を立項していないのような矛盾もある。「衒いのない」は辞書によっては複数の解釈ができてしまう誤解を生みやすい言葉であるが「照れまない」の意味で使うことは誤用。

つまり、書かれている語彙は仮置きの意味に過ぎず、確定的なものでない。

索引

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