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暑いくらいに晴れた日は、コートを洗うのに絶好の日。 ウールのショートコートを裏返して折り…
なだらかな丘を踏みしめてゆっくりのぼる。いい天気。 ああ、この場所はとってもいいな、好き…
秋の空は、静かに鳴っていると思う。 聞こえないけれど、聞こえないままに、澄んだなにかが鳴…
かようび。クサギの実がなっているのを見つけた。手を伸ばしても届かない高いところにあって、…
午後、公園に行く。蝉しぐれ。ツクツクボウシの鳴き声が、鳥の鳴き声に聞こえる。ツクツク、「…
朝四時三十分、ヒグラシを聞く。遠くから聞こえる。いくつも重なってささめいている。音は不思…
四時半に目がさめて、窓をあけた。 きれいだった。雲は、空の高いところへと、のぼるように伸びていた。 四時を過ぎると、セミは鳴きます。ここに越してきて、はじめて知ったこと。 八時、ゴミを出しに行く。蛍光管と電池の日。陽射しが暑いので、ゆっくり歩く。暑くなくても、歩くのは遅い。暑いのはにがてだから、ますます遅い。 ゴミのステーションは神社のとなり。集会所の奥の、鉄の格子のとびらをあけると、ビニール袋がひとつと、ながいながい蛍光管が三本くらいしばって置いてある。ながい蛍光管