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新潟日報が180円!

朝、新潟日報を買ったら、180円になっていました!昨年まで150円だったので、一気に30円、20%もの値上げになりました。正直、高いなと感じます。帰省すると毎朝、散歩ついでに買っていましたが、毎朝買うのをためらうほどの値段に感じます。

地元の値上がりについては、昨秋も「バス料金260円!?」と題した記事を書きました。新潟駅から古町までバスに乗って260円は、学生時代から新潟で暮らしてきた者にとって衝撃だったのですが、今回の新潟日報180円も、かなりの衝撃を受けました。

新潟日報社のサイトに価格変更の告知が載っていました。

僕は普段、新聞を職場で読めるので、自宅では「毎日子ども新聞」をとっています。

自宅で大人向けの日刊新聞を取っていないのは、朝、読む時間がないのと、職場で複数紙を読める環境だからです。

高等学校・附属中学校で働いているので、職場に新聞があります。

職員室にも届きますし、僕が常駐している社会科職員室にも届きます。図書館に行くと、午前の1時間目の時間帯には、その日の主要5紙+英字新聞、中高生新聞などが並んでいます。

授業では生徒にも図書館に行って新聞を読むように勧めてきいますし、ニュースへのアクセスについては、恵まれている環境で働いているなと感じます。

しかし、地元新潟に帰省するとそうはいきません。

僕の両親が暮らしている実家には、新聞が配達されていますが、帰省先の自宅には、普段誰も住んでいないため、新聞配達がありません。

そこで、朝、近くのコンビニで新潟日報を購入しています。

新潟在住時代には、新潟日報を読んでいたので、帰省すると今でも読みたくなるというか、読まないと一日を始められないような気分です。

一週間滞在するとして、150円✖️7日で1050円だったものが、180円✖️7日で1260円と、210円の値上げになります。

春、夏、秋、冬と、一年で最大30日間、新潟に滞在するとして、150円✖️30日で4500円だったものが、180円✖️30日で、5400円ですから、900円の値上げになります。

大した値上げではない、といえばそれまでなのですが、バス料金260円でも書いたように、これは値上げの序章に過ぎないかもしれないという可能性を考えると、ゾッとします。

新聞が、150円から180円になったということは、次は200円、250円、300円という可能性もあるわけです。

全国的に新聞発行部数の減少が報じられています。

値上げで、新潟日報の読者が減ってしまわないか心配です。

新潟日報の発行部数は40万部前後ではないかと思いますが、20%値上げをしても、発行部数が仮に30万から35万部以下に減少すれば、値上げ分はそっくり消えてしまう計算になります。そうすると、また値上げをして、また購読者が減ってという、悪循環になってしまうのではないかと心配しています。

国際ニュースなら、インターネットでも知ることができますが、地域のニュースや地域の人々の声を載せている新潟日報は、他に代替が効かない重要なメディアだと考えています。

自分が関東に行ってみてわかったのですが、関東では読売や朝日などのシェアが高く、新潟における新潟日報のような新聞はありません。

https://adv.yomiuri.co.jp/download/PDF/mediakit/general/mediadata2020/prefectures.pdf

新潟日報は地域の財産だと思うので、値上げに理解はしつつも、地域のメディアとして一人でも多くの人に手に取ってもらえるような媒体であって欲しいと願っています。

なんとか、県民や県出身者の皆さんに取って手に取りやすい価格で、続けてもらいたいと願っています。


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