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家族の役割分担 みんな違ってみんないい

4歳の息子がBenesseの「こどもチャレンジ」を受講している。

年中組になった最近は、「お手伝い」を覚える時期のようで、「お手伝い」に関する記事や課題が増えた。

しまじろうが家族のお手伝いをするのだが、見ているとしまじろうのお父さんが、料理から、洗濯から、洗い物、掃除まで、何でもやっている。

「お父さんは料理はしないの」

と先日息子に指摘されてしまった。

忙しくてできないので、母親と役割分担をしている、というのが僕の答えである。

僕は料理は好きだ。

若い頃は趣味にしていた。

妻は美容師で、子どもが生まれる前は帰りが遅いことも多かったので、僕が料理をしていたことも多かった。イタリアンも、中華も、和食も、得意だと思っている。

息子が生まれてから、妻は仕事を辞めて子育てに専念したので、家族で働いているのは僕一人になった。

教員の仕事は朝から晩までとにかくやることが多いので、朝も早く家を出るし、帰りも早くはない。

そこで、子供が生まれてからは、家事は専業主婦の妻に任せ、僕は仕事に専念するという形が自然とできてしまった。

共働きならまた条件は違うのだろう。

しまじろうの家は共働きなのだろうか。

しまじろうのお父さんは、帰りが早い仕事なのだろうか。

設定があるのかもしれないので、今後調べてみたいと思う。

伝統的に男性が仕事、女性が家事という役割分担や価値観があり、男女共同参画の観点から批判されてきた。

だが、我が家の場合は、伝統に従っているネガティブな役割分担ではなく、妻が美容師を辞めて、僕が教員を続けることになって、むしろ家族で選択した、ポジティブな役割分担である。

もし、妻が仕事を続け、僕が専業主夫になっていたら、喜んで料理や家事をしていただろう。

なので息子には、「うちはお父さんがお仕事でお母さんが主婦なので、こういう役割分担をしているのだよ」と説明をしている。

伝統的に男性が仕事、女性が家事という役割分担や価値観が、批判されるのはわかる。

だが、伝統に縛られているわけではなく、家族の事情から、生活を構成した結果として、夫が仕事をし、妻が家事をしている場合も、多くあるのではないか。

僕だって、息子の幼稚園の送り迎えをしたいし、子育てにもっと関わりたい。料理もしたいけれど、それを叶えるには仕事を辞めなければならない。

どうゆう役割分担をするかは、家族によってそれぞれだし、それこそ、「みんな違ってみんないい」のではないか。

多様性が叫ばれる時代である。

僕も休日は料理をするし、家事もする。

家族の数だけ、家族の形があっていいのではないか。

お父さんが家事をする家庭だけが善くて、お父さんが家事をしない家庭が悪いというのは、多様性を尊重しない、画一的な決めつけではないのだろうか、と考えてみた。

余談

我が家では、妻が苦手なので、家計簿管理、支払い、お金関係は全て僕の仕事である。

料理と違って、僕も決して好きではないが、妻の方がより苦手なので、僕が担当している。

Benesseには、ぜひ、しまじろうのお父さんが各種公共料金を支払ったり、家計簿をつけたり、記帳する様子を、取り上げて欲しいものだ(笑)。




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