平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部（吉高由里子さん）。数歳年上の藤原道長（柄本佑さん）とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第12話「思いの果て」。

道長の妾になることを断ったまひろ。為時（岸谷五朗さん）が官職に復帰する目途もなく、生計を立てるために、まひろの婿を探すことを宣孝（佐々木蔵之介さん）が提案する。その頃、道長はかねてから持ち上がっていた倫子（黒木華さん）との縁談を進めるよう兼家（段田安則さん）に話す。

為時の妾・なつめ（藤倉みのりさん）が臨終の時を迎えたことから、まひろがその娘・さわ（野村麻純さん）を迎えに行き、最後の別れ。これをきっかけに、親しくなる二人。さわのモデルは平維将の娘のようで、維将は鎌倉幕府・北条氏の遠祖ということで、『鎌倉殿の13人』に繋がりました。

野村さんはフラーム所属。出演作も多いですが、やはり『11人もいる！』で主人公・一男（神木隆之介さん）の妻になるソアラ役が記憶に残ります。ちなみに、リアルな伯父さんが沢村一樹さん。

倫子との縁談を進めつつ、再びまひろを呼び出した道長。前回は妾になることを拒否したまひろに逆切れしましたが、内心は今も妾を受け入れてくれと願っており、まひろも妾でもいいと翻意していたのですが、婿入りする相手が親しくしている倫子と知り、結局言い出せず。すれ違い失恋。

兼家からの道長と倫子の縁談話に難色を示していた左大臣・源雅信（益岡徹さん）でしたが、倫子が「私は道長様を夫にと決めておりました」と泣きながら懇願。さらに「かなわぬならば、私は生涯、猫しか愛でませぬ」とまで言われては許すしかなく。倫子もなかなかの策士。

文もなく左大臣家を訪れた道長でしたが、倫子の母・穆子（石野真子さん）は受け入れ、道長と倫子は初対面。初めは初心に見せていた倫子でしたが、道長が手を握ろうとすると、逆に道長を押し倒す肉食ぶり。黒木さんにピッタリなキャラクター（笑）。

次回は4年後が描かれるようです。

予断①：『不適切にもほどがある！』の最終回。純子が大学に入って交流希望の大学として、上智大学が挙げられていました。母校だけに嬉しかったですが、基本的に昔はキャンパス内で恋愛は完結する系でした。ちなみに、本作の磯山晶プロデューサーが上智卒。

余談②：『それって!?実際どうなの課』が最終回。最後はやはり「女優・森川葵ワイルドスピードＳＰ」。この５年間、本当に楽しませてもらいました。最後もきっちり奇跡を起こしています。TVerで配信中。