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ドラマ日記 『春になったら』(初回) 


3か月後に結婚する娘・瞳(奈緒さん)と、3か月後にこの世を去る父・雅彦(木梨憲武さん)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3か月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ『春になったら』の初回。

父と娘が迎えた2024年の元旦、瞳は「3カ月後に結婚します」、雅彦は「3カ月後に死んじゃいます」とそれぞれ告白し、父と娘は互いに愕然。とりわけ雅彦は、瞳の恋人・川上一馬(濱田岳さん)が10歳年上の売れないお笑い芸人だと知り、結婚に猛反対。

奈緒さんと木梨さんのW主演の本作。奈緒さんは『ファーストペンギン!』『あなたがしてくれなくても』で主演女優としての地位を確立。今回も上手いなあ。「とんねるず」としてお笑いの頂点を極めた、木梨さんの俳優としての演技はほぼ初見ながら、こちらも違和感なく。

雅彦の姉役の筒井真理子さん、瞳が勤める助産院の院長役の小林聡美さん、そして濱田さんと名優が脇を固めているのも安心感。福田靖さんの脚本も破綻なく、橋本マナミさんが出ていることもあり、ちょっと朝ドラ『まんぷく』テイスト。

映像の質感が通常のドラマとは違って映画のように上質。演出は『コタローは1人暮らし』『きのう何食べた? season2』の松本佳奈さん。すでに傑作の予感。


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