「社内恋愛」が登場する名作ドラマ

恋愛に関するアンケートは、調査主体や対象などによってマチマチで、信頼性に欠けるものも少なくないのですが、それでも人々の興味を引くということで、たびたび行われ、ネットニュースにも登場します。

例えば、ある調査では「61%が職場恋愛を経験」「職場恋愛をしているのは20代が7割以上」「大変なことはバレないようにすること」とある一方、ある調査では「社会人の65%は社内恋愛を敬遠」「理由は別れたら気まずいから」だそうです。敬遠してるのについつい、というやつでしょうか(笑)

1990年代の職場系恋愛ドラマといえば、スポーツメーカーの『東京ラブストーリー』(1991年)、広告代理店の『ラブジェネレーション』(1997年)などがありますが、都市銀行の『クリスマス・イヴ』(1990年)を挙げておきます。バブル期風ドラマですが、主題歌「サイレント・イヴ」が沁みます。

東西銀行のOL・雪子(仙道敦子さん)と美咲(清水美砂さん)は、オーストラリアを訪ねていた。一方、同銀行の行員・剛(吉田栄作さん)も、デザイナー志望のくるみ(松下由樹さん)と夏のクリスマス・イヴを迎えるが、くるみと喧嘩別れしてしまう…。

2000年代ですと、地方検察庁の『HERO』(2001年)やテレビ局の『美女か野獣』(2003年)などがありますが、全日空を舞台に、副パイロットと整備士の恋を描いた『GOOD LUCK!!』(2003年)が好きです。山下達郎さんの「RIDE ON TIME」が最高ですね。

幼い頃からの夢を叶え、国際線旅客機の副操縦士として働く新海元(木村拓哉さん)。そんな彼がCAや整備士(柴咲コウさん)との触れ合いの中で成長を遂げていく。

2010年代にも、IT企業の『リッチマン、プアウーマン』(2012年)や老舗商社の『きょうは会社休みます。』(2014年)など色々ありますが、ホテルが舞台の『世界一難しい恋』(2016年)を最後に挙げておきましょう。社長と中途採用者の組み合わせは、現実世界ならちょっと微妙ですけどね。

他人の評価に厳しく、社員たちから恐れられている鮫島ホテルズの社長・鮫島零治(大野智さん)。ある日、箱根のホテルに視察で訪れた零治は、中途採用で鮫島ホテルズに入社した柴山美咲(波瑠さん)と出会う。

今期の春ドラマですと、『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子』『結婚できないにはワケがある。』『ラブファントム』の3つの深夜ドラマが社内恋愛系。『着飾る恋には理由があって』は主人公・くるみと(前)社長はダメっぽいですが、くるみの後輩二人は職場恋愛に発展しそうです。



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