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俳優ノート『村田雄浩さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に出演する村田雄浩(むらた たけひろ)さん。バイ・ザ・ウェイ所属。

“NHK御用達俳優”の村田さん。大河ドラマ6回、朝ドラ5回の出演歴のほか、NHKの名作ドラマ『六番目の小夜子』(2000年)では、物語のキーマンとなる担任役を演じました。なお、生徒役に鈴木杏・栗山千明・山田孝之・松本まりか・勝地涼・山崎育三郎(敬称略)が出演していたことでも有名。

そんな村田さんの本格映画デビュー作が『思えば遠くへ来たもんだ』 (1980年)。武田鉄矢さん主演で、監督は山田洋次監督の弟子で、『幸福の黄色いハンカチ』では脚本を担当した朝間義隆さん。村田さんは、武田さん演じる教師が好きになる女性(あべ静江さん)の弟役。同名主題歌が沁みる佳作。

九州からみちのくの小さな城下町、秋田県角館市の高校へ臨時教師として赴任してきた熱血漢の主人公(武田さん)が巻き起こす、笑いとペーソスを描く。

村田さんが一躍注目を集めたのが1992年。伊丹十三監督の『ミンボーの女』では気が弱いベルボーイ役、中島丈博監督の『おこげ』ではゲイ役を演じ、日本アカデミー賞助演男優賞ほか多数の映画賞を受賞しました。

断固ヤクザを排除しようと決意したホテル・ヨーロッパの総支配人(宝田明さん)だが、担当者の“不適切な対応”によって事態はさらに悪化。たまりかねたホテルは、ついにミンボー(民事介入暴力)専門の女弁護士・井上まひる(宮本信子さん)を雇う…。

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大河ドラマでは武骨な役、朝ドラでは柔和な役が多いイメージですが、代表作といえば、朝ドラ『ちゅらさん』シリーズ(2001~2007年)でしょう。村田さんは、ヒロイン(国仲涼子さん)が上京して住んだ一風荘の住人役。突然「似ている!」と言い出すのがお約束。傑作。

沖縄・小浜島の美しい自然の中で育ったヒロインが、個性的な人々の優しさに支えられ、命の尊さや家族の絆を胸に、のびのびと大らかに成長していく姿を描いたドラマ。

なお、明日の『土曜スタジオパーク』に村田さんと濱田マリさんがゲスト出演します。自分は「NHKプラス」で見ることにします。


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