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ドラマ日記『どうする家康』(第33話)&『VIVANT』(第7話)

今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第33話「裏切り者」。

家康は小牧長久手で秀吉(ムロツヨシさん)に大勝。しかし、秀吉は織田信雄(浜野謙太さん)を抱き込んで和議を迫り、さらに人質を求めてくる。その上、秀吉が関白に叙せられたという知らせが浜松に届き、家康は名代として数正(松重豊さん)を大坂城へ送る。

秀吉の前でも毅然とした態度で交渉してきた数正ですが、秀吉の底知れぬ恐ろしさやその城下の繁栄を見て「もはや、秀吉の天下は崩れぬ」「殿は、化け物にはかないませぬ。秀吉の臣下に入るべきと存じます」と直言。しかし、これを聞き入れられない家康は、数正の岡崎城代の任を解きました。

その後、二人きりで会った家康と数正。心優しかった家康のこれまでの苦労と覚悟に対し、数正は「覚悟を決め申した。もう一度、この老体に鞭打って大暴れいたしましょう。私は、どこまでも殿と一緒でござる」と。家康も涙。

数日後「関白殿下、これ天下人なり」の言葉を残し、出奔した数正。「どこまでも殿と一緒でござる」の言葉に嘘はなく、家康を守るために敢えて秀吉に寝返ったってことなんですかね。二重スパイ的な。

限界突破のアドベンチャードラマ『VIVANT』の第7話。

天才ハッカー・太田(飯沼愛さん)の協力で、テントの情報を得ることに成功した乃木(堺雅人さん)と黒須(松坂桃李さん)。司令・櫻井(キムラ緑子さん)の下に別班の精鋭6人が集結し、テントへの潜入作戦を決行する。

危険な任務の前に、好意を寄せる薫(二階堂ふみさん)に会いに行った乃木。「寂しかった」という薫に「抱きしめてもいいですか?」からの同意ハグ。乃木の家で食事後、いい雰囲気からのキス。そして「すいません、初めてで」と童貞⁉告白。その後、二人は一夜を過ごし…。

乃木らはロシアの反政府武装組織「ボスタニア」に変装、テントのノコル(二宮和也さん)との接触に成功。ノコルの銃を奪って人質に取ったかに見えた乃木でしたが、別班の外のメンバーを撃ち、乃木の父であるノゴーン・ベキ(役所広司さん)との対面を求めました。

乃木と共に拘束された黒須(松坂桃李さん)は読唇術で「裏切った体で、ここに侵入する作戦でしょ?」と尋ねますが、乃木は「どうしても会いたかった」と。こちらも二重スパイなのか。

余談:起承転結、『ハヤブサ消防団』第7話がまさに「転」。いや、面白かったです。


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