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俳優ノート『小栗旬さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年秋ドラマ『日本沈没―希望のひと―』&2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に主演する小栗旬さん。トライストーン・エンタテイメント所属。妻は山田優さん。

子役出身の小栗さん。反町隆史さん版の『GTO』(1998年)や『ごくせん  第1シリーズ』(2002年)などで注目されますが、まずは映画『ロボコン』(2003年)。長澤まさみさんの初主演作で、 ブレイク前の長澤さん・小栗さん・伊藤淳史さん・塚本高史さんが出演していた、隠れた名作。

居残り授業を免れたい一心で、渋々ロボット部に仮入部した里美(長澤さん)。しかし、負けず嫌いの性格が出てしまい、手作りロボットに青春をかけることに…。やる気のない男子達と里美は、ロボコン全国大会を目指す!

『花より男子』(2005年)の花沢類役で一躍ブレイクした後、主演した映画『クローズZERO』(2007年)の不良役がハマり、以降、小栗さんに骨太なイメージがついたように思います。

『東京DOGS』(2009年)、『獣医ドリトル』(2010年)、『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(2014年)、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(2015年)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(2017年)あたりはそんなイメージ。『ウロボロス』を挙げておきましょう。

児童養護施設で育ったイクオ(生田斗真さん)と竜哉(小栗旬さん)。2人は、施設職員の結子先生(広末涼子さん)が何者かに殺されるのを目撃するが、警察関係者に事件はもみ消される。それから20年。刑事とヤクザになった2人は、誰にも知られてはいけない相棒として、警察の闇に挑む。

『リッチマン、プアウーマン』(2012年)のような恋愛ものや、『信長協奏曲』(2014年)みたいなSF時代劇も面白かったですが、最後は妻を亡くしたシングルファザー役を演じた『コウノドリ』(2015年)をどうぞ。従来のイメージとは一味違う、“普通の人”を演じ泣かせてくれます。傑作。

とあるライブハウスでは、謎の天才ピアニストBABYがライブ演奏中。実はBABYの正体は、産科医・鴻鳥サクラ(綾野剛さん)。ライブの最中に緊急の連絡が入ったため、サクラは病院へと急いだ。元気に無事に赤ちゃんが生まれてくること自体が奇跡の連続。リアルな産科医療の現場を描き出す。


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