銭湯「はな湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子→福来スズ子（澤井梨丘さん→趣里さん）が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第22週「あ〜しんど♪」。

大野晶子（木野花さん）がスズ子宅に家政婦としてやってくるようになって半年経った月曜日。大野はスズ子の娘・愛子（小野美音ちゃん）に、故郷である青森の郷土料理「がっぱら餅」を作り、嫌いなニンジンを食べさせました。

大野を紹介してくれたりつ子（菊地凛子さん）に会いに行ったスズ子は、肉親を次々と亡くし、天涯孤独となった大野の話を聞き、新たな気持ちで大野に接することに。これまたある種の疑似家族かな。

タナケン（生瀬勝久さん）が入院したと知り、スズ子が山下（近藤芳正さん）と見舞いに行った火曜日。タナケンは珍しく弱気に「忘れ去られてしまうかもしれない」と、人気商売ゆえの不安を口にします。

新曲の依頼に羽鳥（草彅剛さん）宅を訪ねたスズ子でしたが、羽鳥はブギの楽曲は「ネタ切れだ」と。しかし、帰り際にスズ子が買い物籠を持っているのを見て、閃いた羽鳥は猛スピードで新曲に着手。帰宅したスズ子を待っていた山下。トミ（小雪さん）が亡くなったことを告げるのでした。

スズ子と愛子がトミの葬儀に参列した水曜日。帰京後、羽鳥から新曲「買い物ブギ」の譜面を渡され、自宅で練習していると、山下が訪れ、「心の糸が切れてしまった」とマネージャーを引退すると言い出し。スズ子は必死で止めるも、山下は新人マネージャーも準備。

山下が甥の柴本タケシ（三浦りょう太さん）を新人マネージャーとして紹介した木曜日。スズ子は渋々受け入れ。山下は引継ぎ期間もなく丸投げし、人はいいが「調子がいい」とことがあると、失敗フラグ。

羽鳥から完成した「買い物ブギ」を受け取ったスズ子は、レッスン開始。難曲に苦戦する中、タケシは居眠り。スズ子は厳しく叱責するのですが…。『あさイチ』朝ドラ受けでは、博多大吉さんが「何かやらかす」と予言。

スズ子の新曲披露舞台初日、タケシが寝坊で遅刻してきた金曜日。スズ子は先に劇場に行っており、留守番の晶子が対応。逃げ癖のあるタケシは、クビに違いないと先回りして一人で落ち込んでいますが、晶子が喝。

劇場に着いたタケシはスズ子に謝罪。スズ子は舞台をしっかり見るよう促し。初披露の「買い物ブギ」は大受けで、初演は大成功。タケシも初めて音楽の素晴らしさを知り。羽鳥や山下らに助けられ、教えられてきたスズ子も、今度はタケシに教える番だと自覚し、彼を許したのでした。

「買い物ブギ」は、昔からラジオなどで何度か聴いたことはありましたが、振り付きの映像で見ると、思った以上に楽しい曲でした。

余談：昨日の『あさイチ』プレミアムトークのゲストは麻生久美子さん。大好きな女優さんで、プロフィールやエピソードはだいたい把握していますが、それでも新情報がありました。宮﨑あおいさんを自宅に招くなど交友関係も広く、オダギリジョーさんからも、「人間力」を絶賛されていました。