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ドラマ日記『100万回 言えばよかった』&『リエゾン-こどものこころ診療所-』

突然の死によって、運命が引き裂かれてしまった悠衣(井上真央さん)と直木(佐藤健さん)。そして2人を繋ぐ唯一の存在である譲(松山ケンイチさん)。非情な運命に必死で抗い、奇跡を起こそうとする3人を描く“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー『100万回 言えばよかった』の第3話。

譲は悠依に、直木が殺人事件に関与している可能性があると説明する。事件解決に向けて捜査が進む中、譲は田島(少路勇介さん)と一緒に、直木の父親(相島一之さん)を訪ねる。

直木の悲しい過去が明らかになった今回。直木には8歳下の弟・拓海(森田湊斗さん)がいて、骨髄移植が必要な病となり、その最適ドナーが直木。拓海を溺愛する母・佳織(長野里美さん)は、直木を弟のドナーとしか見ておらず、父は直木に暴力を振るいと、中々の地獄の十代。

それまで直木の家庭の事情を、詳しく詮索してこなかった悠依にとっても衝撃の話。思わず見えない直木に「私はあなたが好き。あなたじゃないとダメ。あなたがいない世界なんて、もう本当、意味わかんない。あなたが大好きです。理由なんかない」と“告白”。直木嗚咽で、視聴者号泣。

大人になった尾崎莉桜は石岡美也子と名乗っており、演じる女優も安斉星来さんから香里奈さんへ交代。高原涼香(近藤千尋さん)の殺人事件にも絡んでいるようですし、莉桜が悠依との待ち合わせに来なかったのが、「ハチドリ」のオーナー・池澤英介(荒川良々さん)の存在のせいとすると…。

郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える児童精神科医・佐山卓(山崎育三郎さん)と研修医・遠野志保(松本穂香さん)が、生きづらさを持つ子供と親に、正面から真直ぐ向き合う感涙必至のヒューマンドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』の第2話。

佐山のもと、研修を受けることになった志保。志保は佐山の指示で、訪問看護師・川島雅紀(戸塚純貴さん)とともに滝川家を訪ねる。うつ病を抱える滝川治(岡田義徳さん)は、小学4年の娘・悠里(浅田芭路さん)と2人で暮らしているが、聞けば悠里は学校に行っていないようで、また発達障害の疑いもあるという。

前回、二組の発達障害の親子が描かれましたが、今回は一組。うつ病の妻を自殺で亡くし、自身もうつ病となり酒浸りな父・治と、ASDの可能性のある悠里。

クリニックで診察を受けた治と悠里。志保の目には前向きに見えたのですが、治は前の状態に逆戻り。耐えきれなくなった悠里はコンビニで万引き。警察の通報を受け、児相も動き。チャラいと思っていた川島の、児相批判が熱かったけれど、児相の担当者も一人80件担当とか限界超えてますよね。

一時保護に納得せず、大暴れした治でしたが、志保が悠里から聞きだした本音を明かすと、自らの治療専念が大事で、その間離れて暮らすことは志保の為であることに納得。『舞いあがれ!』のチビ舞ちゃんこと浅田さんが、ぽろぽろと涙を流すシーンはさすがでした。


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