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ドラマ日記『イチケイのカラス』(第10話)&『いいね!光源氏くん2』(初回)

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を舞台に、自由奔放な裁判官・入間(竹野内豊さん)とイチケイメンバーの活躍を描く『イチケイのカラス』第10話。映画『ディア・ドクター』的な展開が待っていました。

ある日、駒沢(小日向文世さん)は「レアケースを合議制で審理する」と入間や坂間(黒木華さん)たちに伝える。それは傷害事件だったが、被告人(板尾創路さん)が「名無しの権兵衛」なのだという。みちおの弁護士時代の同僚でもある青山(板谷由夏さん)が国選弁護を引き受けた案件だった。

路上生活者への2度目の投石をした少年たちの一人への傷害容疑。実は、仲間の少年からスパナで殴られ、危険な状態の時に、かつて山村で無資格医として活躍した被告人が医療行為で助けたという真相。序盤の青山の母の方言から、被告人の正体に辿り着く流れは、『砂の器』的でもあり。

終盤、例の日高(草刈民代さん)から、地裁判事の任期は10年であり、入間が再任されない可能性があることが示唆されました。次週は最終回。ゲストの国会議員役・佐々木蔵之介さんとの対決と共に、入間が裁判官を続けられるかどうかが注目されます。

平安時代から現代にタイムスリップした光源氏(千葉雄大さん)とOL・沙織(伊藤沙莉さん)のラブコメディ続編『いいね!光源氏くん し~ずん2』の初回。「和歌バトル」で安倍課長(小手伸也さん)に光が勝利。

沙織の元へ戻ってきた光。再び2人のドキドキな同居生活が始まる。中将(桐山漣さん)らは光の帰還を喜び、沙織との恋の行方を微笑ましく見守っていた。ところが沙織の職場で、彼女に好意を寄せる同期の男・一条(一ノ瀬颯さん)が現れると、光と沙織の間に微妙な空気が流れ始める。

ストーリー的に前シリーズの続きとして、引っ越しシーンからスタート。いつものメンバーと、いつもの雰囲気は変わらず安定感。一条の登場で嫉妬に火が付く光と、紫の上(紺野彩夏さん)らしき人物の存在に不安を隠せない沙織という王道的なシチュエーションで、まずは楽しみ。

初回の山場は、ランチに誘われた光と安部課長の、ラップバトルならぬ「和歌バトル」。ピザ→ペペロンチーノ→赤ワイン→カルパッチョ→デザートセットと、2周半たっぷり。来週は、光、美容室へ行くの巻かな。


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