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ドラマ日記『拾われた男』(第5話)

俳優になりたいという夢だけあった男・松戸諭(仲野太賀さん)が、人に“拾われる”力を手に俳優道を駆け上がり、かつて“捨てた”兄・武志(草彅剛さん)を救いにアメリカに飛ぶヒューマン・コメディ『拾われた男』の第5話。

祖母の晴子(末成映薫さん)を見舞う為、彼女となった結(伊藤沙莉さん)を連れて帰郷する諭。父親(風間杜夫さん)には音信不通の兄・武志に連絡を取るよう押し付けられ、夫婦になった杉田(大東駿介さん)と野本(片山友希さん)からは結婚を促される。

ドラマ版『電車男』(2005年)に端役ながらレギュラー出演し、やや浮かれていた諭ですが、俳優一本で生活するに至らず。入念に準備したはずのオーディションでも、自分の名前が出てこず。

落ち込んでなかなか帰ってこない諭を探しだした結。「結にも捨てられる」と弱気な諭に、「俳優一本で生きたいんやろ!?あかんはないで!」と、愛ある連続ビンタの嵐で活を入れ。

そして運命の『SP』オーディション。自己紹介で人生最高の「松戸諭」を言うことができ、特技に挙げた総合格闘技も功を奏し、ついに合格。サプライズで知らされた諭が台本を見るとなんと三番手。ツンデレな日立(鈴木杏さん)も嬉しそう。『SP』の真木よう子さんが要人役でサプライズ出演。

『あまちゃん』では直接の絡みはなかったとは思いますが、社長の山村(薬師丸ひろ子さん)と諭の壁ドンもよかったなあ。諭のメールに武志がなかなか返信しない間に、祖母は亡くなり。諭は兄との絶縁を決意。子供時代の回想シーンがここで効いてくると。

余談:NHKのドキュメンタリー番組『世界サブカルチャー史 欲望の系譜(7)「アメリカ 葛藤の80s 第1回」』。ベトナム戦争敗戦後の自信をなくした米国で、「アメリカを再び偉大な国へ」と唱えたレーガン大統領。今思えば、ここからトランプ前大統領につながっていくんだなあ。





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