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ドラマ日記 『君が心をくれたから』& 『チェイサーゲーム W』(初回)

主人公・逢原雨(永野芽郁さん)が、愛する男性・朝野太陽(山田裕貴さん)のために、自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー『君が心をくれたから』の初回。

大雨の中、逢原雨が重傷を負った朝野太陽を抱きしめ、助けを呼んでいる。するとそこに“あの世からの案内人”を名乗る男・日下(斎藤工さん)が現れ、こう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」―。

フジテレビ「月9」枠で、久しぶりの恋愛ドラマだった昨年の『真夏のシンデレラ』に比べると、メインが雨と太陽に絞られていることから、2013年と2023年を行き来する、シンプルかつ王道的ラブストーリーテイスト、終盤までは。

24歳の永野さんの女子高生役はまだまだいけますし、33歳の山田さんもずいぶん頑張っている印象。長崎の有名観光スポットが多用されるなど、ロケ映像が多めなのはやはり味わいが違いますね。精霊流しが小規模、かつ季節外なのはご愛敬としておきましょう。

日下が雨に交換条件として出した「心を差し出す=3か月かけて五感を奪う」という設定がよくわからないというか、無理にファンタジーに振らなくてもいいのになあと思うのですが、「転生」作品好きな昨今の若者は受けるという判断なのでしょうか。

太陽の妹・春陽役で出演しているのが出口夏希さん。前クール『いちばんすきな花』で、大学時代の志木美鳥を演じていました。

ゲーム会社に勤めるレズビアンの上司・林冬雨(中村ゆりかさん)と部下・春本樹(菅井友香さん)2人の恋愛模様を軸に、元恋人への未練から生まれる屈折した感情の葛藤を描いた復讐愛憎劇『チェイサーゲーム W パワハラ上司は私の元カノ』の初回。

ゲーム会社に勤める春本樹は、日中共同プロジェクトのリーダーに任命され、やる気に満ち溢れていた。しかし、クライアントの責任者として現れたのは、元恋人の林冬雨だった…!

冒頭から、冬雨が樹の頭にシャンパンをかけるシーンからスタート。そこから時間は12時間前に遡り…クライアントと下請けの関係を明確にし、半年間死ぬ気で働くよう、強い口調で命じる冬雨。そんな冬雨も実は結婚していて、娘も一人。保育園に迎えに行くシーンでは、母親の顔。

初日から職場で乾杯することになり、中国では上司が率先して飲むものだと、冬雨は次々と杯を開け。場所をホストクラブに移した一行。恋バナとなり、冬雨は元恋人(=樹)に裏切られた話をし。一気飲みを樹に強要するもできなかったため、冒頭のシャンパンシャワーとなりました。

中村さんは日本人と台湾人のハーフなので、キャラにもハマっていて、相変わらず上手いなと。『部長と社畜の恋はもどかしい』みたいな役も良かったですけどね。


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