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ドラマ日記 朝ドラ『らんまん』(初回)

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝国大学植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の初回。

慶応3年(1867)土佐・佐川村。造り酒屋の跡取り息子として生まれた槙野万太郎(森さん)は、草花が大好きな男の子。生まれつき病弱で、すぐに熱を出して倒れてしまうため、祖母のタキ(松坂慶子さん)や母ヒサ(広末涼子さん)に心配をかけてばかり。

冒頭、大人になった万太郎が、スーツに蝶ネクタイ、ハットを被った姿で野山を駆け回り、新種の植物を探し、愛でる姿を神木さんが天真爛漫たる笑顔で演じていました。これは実は、本作のモデルである牧野富太郎さんが、実際に行っていたスタイル。

あいみょんの主題歌&オープニングは上々。そして、朝ドラお馴染みの子役時代に突入。発熱しがちな主人公は『舞いあがれ!』に引き続き。土佐でも由緒ある酒蔵のようですが、祖父と父は亡くなっていました。

朝ドラ『まんぷく』で「私は武士の娘ですから」が口癖だったヒロインの母・鈴を演じた松坂さん。それを彷彿とさせるタキが、ヒサも病弱なため、酒蔵を仕切っていました。とはいえ、この時代なだけに男ではないということで、分家にやや舐められつつあるといったところ。

再び体調を壊した万太郎が横になっていると、分家の豊治(菅原大吉さん)らが「万の字(万太郎)はどうせ長うは生きられん」「いっそ万の字は生まれてこん方がよかったな」と陰口。それを聞いてしまった万太郎はショック、というところで終わりました。

人生で最も繰り返し読んだ本と言えば、司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』。それだけに、住んだこともないのに不思議と土佐弁に馴染みがあり。同日、BSで朝ドラ『あまちゃん』が再放送開始となったため、Twitterトレンドは「あまちゃん」が上になってしまったのは不運でした。


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